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矢野経済研究所、静電容量方式タッチパネル・部材市場に関する調査結果を発表

2015-05-30

静電容量方式タッチパネル・部材市場に関する調査結果2015


【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて静電容量方式タッチパネル及びその部材の世界市場の調査を実施した。

 1.調査期間:2015年1月〜4月
 2.調査対象:タッチパネルメーカー、透明導電性フィルムメーカー、カバーガラスメーカー、OCAメーカー、引出線材料メーカー、ハードコートフィルムメーカー
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

 <静電容量方式タッチパネルとは>
  本調査における静電容量方式タッチパネルとは、アウトセルタイプの静電容量方式タッチパネルモジュールに加え、インセルタイプ・オンセルタイプのタッチ機能内蔵型ディスプレイを対象とした。また、オンセルにはOCTA(On Cell Touch AMOLED,タッチ機能付有機ELディスプレイ)を含む。

 <静電容量方式タッチパネル部材とは>
  本調査における静電容量方式タッチパネル部材とは、透明導電性フィルム、カバーレンズ、OCA(Optical Clear Adhesive)、引出線材料、ハードコートフィルム等の部材をさす。


【調査結果サマリー】

 ◆2015年の静電容量方式タッチパネル世界市場は前年比108.0%の17億7,200万枚と予測、成長率鈍化が鮮明に
  静電容量方式タッチパネル(以下,TP)世界市場は、スマートフォンやタブレット端末市場の拡大により2013年、2014年と前年比2ケタ成長が続いてきたが、アメリカや日本など先進国を中心にスマートフォンやタブレット端末市場の伸び率が鈍化していることで、2015年の同市場(メーカー出荷数量ベース)を前年比108.0%の17億7,200万枚と予測する。ただし、中国やインド等の新興国ではスマートフォン市場が高い成長を続けており、同市場は伸長率が落ち着く一方で、市場規模は2015年以降も成長を続けるものと予測する。

 ◆2015年もミドル・ローエンドのスマートフォン向けTPはGF1需要が拡大と予測
  2014年のミドル・ローエンドのスマートフォン端末向けTPの構造は、G1F(ITO付きカバーガラス+片面ITOフィルム1枚)からGF1(カバーガラス+片面ITOフィルム1枚)への代替が進展した。GF1は、GFF(カバーガラス+片面ITOフィルム2枚)よりITOフィルムとOCAが1枚ずつ削減できるため部材調達コストが下がり、端末メーカーの厳しいコストダウン要望に対応できるほか、端末の薄型化も実現している。また、課題とされた抵抗値に起因する不十分なタッチ感度や5インチ以下となる画面サイズの制約も改善され、GF1は2015年以降もミドル・ローエンド端末での採用が広がる可能性が高い。

 ◆インセルやOCTAの開発・生産が本格化し、採用領域が拡大
  最近、中国新興スマートフォンメーカーでは、ハイエンドのスマートフォン端末において、インセルやOCTA(On Cell Touch AMOLED)の搭載率を高めている。この動きに歩調を合わせる形で、複数のディスプレイメーカーはタッチ機能内蔵ディスプレイの開発・生産を本格化しており、2015年はインセル・オンセルなどタッチ機能内蔵型ディスプレイの市場拡大が加速すると予測する。


【資料発刊】

 資料名:「2015年版 静電容量方式タッチパネル・部材市場の徹底分析」
 http://www.yano.co.jp/market_reports/C57105100


 ※リリース詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照



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