NXPセミコンダクターズ、RFエネルギー・アプリケーションの普及を加速する評価ツールを発表

NXP、RFエネルギー・アプリケーションの普及を加速する
使いやすい新評価ツールを発表

IMS　２０１５でRFエネルギー向け新評価ツールと
革新的な第９世代LDMOS技術を紹介


　NXPセミコンダクターズN．V．は、新しいRFエネルギー・アプリケーションのテストの迅速化と簡素化を実現するプラグ＆プレイ方式の新評価ツールを発表しました。用途はRFパワートランジスタのマイクロ波を使用した電子レンジ、自動車用スパークプラグ、プラズマ照明、加熱／乾燥機器、医療用治療など広い範囲にわたっています。NXPは５月１７日から２２日まで米国アリゾナ州のフェニックス・コンベンションセンターで開催されたIEEE　MTT国際マイクロ波シンポジウム（IMS）２０１５のブース（ブース番号：１１４１）で、新評価ツールとともに、熱特性を大幅に向上した銅製フランジ・パッケージ（ACP−３；第３世代中空構造プラスチック・パッケージ）を用いたNXPの新しいRFエネルギー・パワーアンプ、Sバンド・レーダー・アプリケーションに最適なNXPの第９世代LDMOSパワートランジスタのデモを行いました。


■製品開発期間を大幅に短縮するプラグ＆プレイ方式の新評価ツール（http://www.jp.nxp.com/applications/rf-energy/）
　RFエネルギー・アプリケーションのテストを容易にするシンプルなプラグ＆プレイ方式の評価ツールは、ワンスクリーンで効率的に視認できる制御、測定機能を備えています。また、下位レベルのプログラミングを不要にし、すべての可能なアルゴリズムの設定とテストを可能にすることから、開発期間を短縮します。この評価ツールは最終プログラミングにLabVIEWコードを利用しており、開発期間短縮に寄与します。こうした追加機能により、ラボの設計作業を中断せずにテストを完了できます。


■ACP−３パッケージ・パワーアンプ「BLC２４２５M９XS２５０」
　NXPの新パワーアンプ「BLC２４２５M９XS２５０」は、既存製品に比べ温度特性が３０パーセント向上しており、高いパワー出力を小型サイズで実現することで、RF設計の改善、簡素化、コスト低減を可能にします。


■Sバンド・レーダー・アプリケーション：第９世代LDMOSパワートランジスタ「BLS９G２９３４LS４００」
　NXPはSバンド・レーダー用途で要求される電力と効率レベルを実現可能な第９世代（Gen９）LDMOS　RFパワートランジスタ「BLS９G２９３４LS４００」を発表しました。Sバンド・レーダー・アプリケーションは、RFパワー・アプリケーションのセグメントの中でも急成長を遂げつつあります。気象レーダー、水上船舶用レーダー、一部の通信衛星が主な用途です。


　なお、当日本語プレスリリースは、欧州との時差の関係で、本日夕方以降に以下のURLにて公開予定です。
　http://www.jp.nxp.com/news/press-releases/2015/05/nxp-introduces-new-plug-and-play-evaluation-tools-to-accelerate-applications-in-rf-energy.html


■NXPセミコンダクターズN．V．について
　NXPセミコンダクターズN．V．は、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションを可能にするソリューションを創造しています。ハイパフォーマンス・ミックスドシグナル・エレクトロニクスにおける高度な専門知識を活用し、コネクテッド・カー、サイバー・セキュリティ、携帯／ウェアラブル機器、IoTの４つの分野の技術革新をけん引しています。NXPは世界２５か国強でビジネスを展開する半導体企業で、２０１４年の売上高は５６．５億米ドルでした。NXPに関する最新情報はWebサイトhttp://www.jp.nxp.com/（日本語）をご覧ください。

　NXPセミコンダクターズジャパン株式会社はNXPセミコンダクターズN．V．が開発および製造する車載、ID認証、インフラ／産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品とスタンダード製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪に支店、名古屋に営業所があります。