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東陽テクニカ、100ギガビットイーサネット対応パケット解析装置「Synesis」を開発し発売

2015-05-28

100ギガビットイーサネット対応パケット解析装置「Synesis」を自社開発・発売
〜フルレートパケットキャプチャに成功“Interop Tokyo 2015”に出展〜


 株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味 勝、以下 東陽テクニカ)は、IP通信回線からパケットをキャプチャ(※1)して、高速でディスクデバイスにストリーミング(※2)できるアプリケーションを自社開発し、100ギガビットイーサネットのパケットをフルレートで連続キャプチャする実験に成功しました。
 また、今回開発したアプリケーションを搭載したパケット解析装置「Synesis」を製品化し、2015年6月より発売いたします。通信事業者及びサービスプロバイダーは「Synesis」を使用することにより、100ギガビットイーサネット回線における通信障害の解明に要する時間を短縮し、通信サービスの品質を向上することができます。

 ※1 IP通信回線からデータを収集する操作
 ※2 装置のオンボードメモリからディスクデバイスにデータを転送する操作


【開発背景】
 100ギガビットイーサネットは、一般家庭向けネット回線より1,000倍速くデータを送信できる高速通信規格です。スマートフォンなどモバイル端末の普及に加えIoT(※3)サービスが本格化することから、通信事業者及びサービスプロバイダーでは大容量データを高速伝送できる100ギガビットイーサネット回線の導入を加速しています。通信事業者・サービスプロバイダーは、通信障害の対応に備え全てのパケットをキャプチャできるパケット解析装置を配備しています。しかし、従来のパケット解析装置は40ギガビットの処理速度の性能であるため、高速伝送に備え100ギガビットでも全てのパケットをキャプチャできるパケット解析装置の開発が必要とされています。

 ※3 様々なモノをインターネットに接続する技術


【開発したアプリケーションの特長】
 一般的に100ギガビットに対応したパケット装置の製品開発においては、オンボードメモリの容量以上のパケットをディスクデバイスに保存しようとするとパケットの一部が欠落するという課題と、膨大な数の保存されたパケットから解析に必要なパケットのみを抽出するのに時間を要するという二つの大きな課題があり、世の中で製品化に至っていませんでした。
 こうした状況を踏まえ、通信サービス網の解析・監視システムを通信業界に長年提供してきた東陽テクニカは、100ギガビットイーサネット対応のネットワークインターフェイスカードでキャプチャしたパケットを高速でディスクデバイスにストリーミングし、直接保存できるプログラムを実装したアプリケーションを開発いたしました。
 この開発により、理論上無制限にパケットを欠落なくディスクデバイスに直接保存できるほか、ディスクデバイスへの保存と同時にディスクデバイスからパケットを引き出しリアルタイムに解析することができます。また、パケットの保存時にIPアドレスなどから生成されるインデックス情報も同時に保存することによって、そのインデックス情報を基に膨大な数のパケットから目的のパケットのみを短時間で抽出し解析することができます。


 *リリース詳細は添付の関連資料を参照


 ※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。




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