シュナイダーエレクトリック、NTTファシリティーズ販売の空調制御システムに連携のソフトオプションを発売

シュナイダーエレクトリック、
NTTファシリティーズの販売する空調機自動制御機能と
連携するデータセンター管理ソフトオプションを発売

自動計測・制御の学習機能により環境変化のリスクを低減して消費電力最大４０％削減


　エネルギーマネジメントのグローバルスペシャリストであるシュナイダーエレクトリック株式会社（代表：安村義彦、所在地：東京都港区）は、DCIM（Data　Center　Infrastructure　Management）ソリューションスイートで、データセンターやサーバールームに利用される電力監視およびネットワーク・マネジメントを最適化する「StruxureWare　Data　Center　Operation」に、株式会社NTTファシリティーズの販売する空調制御システム「Smart　DASHR」と連携する「Cooling　Optimize」を追加した「StruxureWare　Data　Center　Operation　v７．４．５」を５月２９日より発売いたします。

　「Smart　DASH」および「Cooling　Optimize」は「StruxureWare　Data　CenterOperation」向けオプションモジュールで、DCIMにおける空調機能の監視、分析能力、閉ループ制御機能の更なる強化が図られており、温熱と気流環境に関する課題の自動制御を可能とします。「StruxureWare　Data　CenterOperation　v７．４．５」は高機能な学習機能を備えた「Smart　DASH」および「Cooling　Optimize」により各冷却装置の影響範囲を分析し、設備管理とITによる管理のギャップを解消します。そしてICTラックへのサーバー等の増設やアップグレード、変化するIT負荷などの温熱環境変化を生む事象に対して、リアルタイムな実測値による各冷却装置の影響度分析に基づき冷却装置を個別に制御します。それにより気流を安定させ、冷却装置の効率的な運用を可能にして最大で４０％の消費電力の削減を実現し、ランニングコスト削減に寄与します。


【Smart　DASH＋Cooling　Optimizeによる自動計測・制御の新機能】
　学習機能を用いた自動計測・制御を可能とするこの機能によって、継続的にデータセンター設備の気流と温熱環境を最適化し信頼性と可用性を改善します。
　・冷却装置の自動制御：室内のワイヤレス温度センサモジュールと冷却装置を関連づけ、各センサ計測値の変動に合わせて対象冷却装置を選定し自動制御。

　・コスト削減と冷却装置ライフサイクルの延長：既存の冷却装置の運用の最適化を図り消費電力を最大４０％削減。また冷却装置を効率的に利用することでライフサイクルを延長し、保守の作業負荷を軽減。

　・リスクの緩和：最大９５％のホットスポットの自動的な改善を実現し、現場の運用管理者が把握しにくい課題を診断。また堅牢な二重安全装置と警報機能を装備。

　・可用性の向上：ホットスポットを瞬時に特定し改善することで最適な稼働時間を確保し、計画的な運用をサポート。また、直接膨脹（DX）、冷水、エコノマイザーと蒸発冷却方式、床下、照明、ダクト内外の気流環境などの監視において既存のインフラ環境に適合。

・容量の増加：増加するITの負荷を設備管理による処理を実現し、無効となっている冷却の最大容量を特定し解消。

・影響度分析図：影響度分析図により個別の冷却装置が設備やセンサに与える温熱影響度を見える化。


　シュナイダーエレクトリックが提供しているDCIMソリューションは、この度の「Smart　DASH」との連携による新機能の追加だけでなく、２０１４年初頭からのHPとの協業において、HP　uCMDB連携に加えて、HP　OneViewとの連携により、より包括的なデータセンター・インフラストラクチャ―とITマネジメント・プラットフォームの提供を行うなどサービスの拡充に努めています。今後もシュナイダーエレクトリックでは株式会社NTTファシリティーズやその他パートナー企業とともにDCIMソリューションによるサポートの領域の拡大と拡充に努め、データセンターの効率的な運用に貢献して参ります。シュナイダーエレクトリックのDCIMソリューションの詳細はhttp://www.apc.com/struxureware/jp/ja/をご覧ください。


　※「Smart　DASH」は、米国Vigilent社が開発したシステムであり、日本国内では株式会社NTTファシリティーズが総代理店として販売、構築を行っております。