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リニアテクノロジー、ダイナミック・レンジ性能を向上させる4GHz FET入力オペアンプを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC6268−10」を発売開始
−40℃〜85℃の温度範囲で1pA未満の入力バイアス電流を実現する4GHzアンプ
リニアテクノロジー株式会社は、広ダイナミック・レンジ、高速トランスインピーダンス・アンプ(TIA)アプリケーション向けの4GHz FET入力オペアンプである「LTC6268−10(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC6268-10)」(シングル)および「LTC6269−10(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC6269-10)」(デュアル)の販売を開始しました。LTC6268−10は、6ピンSOT−23パッケージと、基板の漏れ電流からデバイスを保護する保護ピンを備えた8ピンSOICパッケージで供給されます。LTC6269−10は、露出パッド付きMSOP−8および3mm x 3mm DFN−10パッケージで供給されます。LTC6268−10とLTC6269−10は、−40℃〜85℃の産業用温度範囲および−40℃〜125℃の温度範囲で規定されています。LTC6268−10の1,000個時の単価は2.90ドルからで、LTC6269−10の1,000個時の単価は4.90ドルからです。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC6268-10およびhttp://www.linear-tech.co.jp/product/LTC6269-10)。
利得が10以上のアプリケーションにおける速度とダイナミック・レンジ性能を向上させる新しい非補償アンプが、リニアテクノロジー社の超低バイアス電流オペアンプ・ファミリに加わりました。最大入力バイアス電流は、−40℃〜85℃の温度範囲で0.9pA、−40℃〜125℃の全温度範囲ではわずか4pAです。広帯域の電圧ノイズは4nV/√Hz、電流ノイズは7fA/√Hzです。入力容量が0.45pF、スルーレートが1000V/μsのLTC6268−10/LTC6269−10は、フォトダイオード回路、光電子増倍管(PMT)回路の他、高インピーダンス・センサ・アプリケーションや、アナログ/デジタル・コンバータ(ADC)の駆動に最適です。
LTC6268−10のデータシートでは、トランスインピーダンス・アンプの性能を最大限に高める回路手法とレイアウト手法を、トランスインピーダンス利得が20kΩ(帯域幅:210MHz)から402kΩ(帯域幅:34MHz)の回路例とともに紹介しています。
■LTC6268−10/LTC6269−10の特長:
・利得帯域幅積:4GHz
・低入力バイアス電流:
>±3fA(標準、室温)
>4pA(最大、125℃)
・電流ノイズ(100kHz):7fA/√Hz
・電圧ノイズ(1MHz):4.0nV/√Hz
・極めて小さい入力容量:0.45pF
・レール・トゥ・レール出力
・AV●10
・スルーレート:+1500V/μs,−1000V/μs
・電源電圧範囲:3.1V〜5.25V
・静止電流:16.5mA
・動作温度範囲:−40℃〜125℃
・シングル:8ピンSO−8および6ピンTSOT−23パッケージ
・デュアル:8ピンMS8および3mm x 3mm 10ピンDFN−10パッケージ
※●印の記号の正式表記は添付の関連資料を参照
※参考画像は添付の関連資料を参照
<リニアテクノロジーについて>
S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。
http://www.linear-tech.co.jp
LT,LTC,LTM,Burst Mode,μModule,Over−the−Top,LTP及び会社ロゴはLinear Technology Corporationの登録商標です。FracNWizard及びClockWizardはLinear Technology Corporationの商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。
以上