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オンコリスバイオファーマ、米国でエピジェネティックがん治療薬の第1相臨床試験を開始
エピジェネティックがん治療薬OBP−801の第1相臨床試験を米国で開始
〜各種固形がんを対象にした全身治療〜
当社がアメリカ食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)の許可を得て、米国での臨床試験の準備を進めてきましたエピジェネティックがん治療薬OBP−801の第1相臨床試験に関しまして、平成27年5月5日(米国時間)、治験実施医療機関において固形がん患者への投与が開始されましたので、お知らせします。
この度、米国で開始した第1相臨床試験は、他の治療法に抵抗性を示す進行性の固形がん患者を対象にOBP−801を点滴静脈内投与し、その安全性、および予備的有効性などを評価することを目的としています。
当社が進めているがん領域の開発は、がんの早期発見または術後検査を行う新しい検査薬のテロメスキャン、初期の固形がんの治療を行う腫瘍溶解ウイルスのテロメライシン、更にこの度投与を開始した転移がんの治療を行うエピジェネティックがん治療薬のOBP−801を揃え、がんの発見から治療までを網羅するパイプラインを構築してまいりました。
「オンコリスなしでは医療現場が、ひいては患者が困る」そういう存在感ある創薬を展開することを基本方針とし、いち早く医療現場の課題解決に貢献してまいりたいと考えております。
なお、本件による年度業績への影響はありません。
以上