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東ソー、マレーシアにハイシリカゼオライト製造設備の海外生産拠点を新設
ハイシリカゼオライト製造設備の海外生産拠点を新設
〜日・米・欧の旺盛な需要と今後のアジア需要に対応〜
東ソーはこの度、マレーシアにおいて合成ゼオライトの一種であるハイシリカゼオライト(HSZ(R))製造設備の新設を決定しました。
当社は現在、南陽事業所(山口県周南市)、四日市事業所(三重県四日市市)の両事業所にて同製品を生産し、自動車排ガス浄化触媒や石油精製・石油化学触媒向けなど、ワールドワイドに販売を展開しています。
当社では同製品の日・米・欧における旺盛な需要と今後のアジア需要、為替変動リスクの軽減、製品の安定供給を目的とした事業継続計画(BCP)の観点から、海外生産拠点の新設を決定しました。新設設備は、2017年半ばの商業運転開始を予定しています。
「HSZ(R)」の特長、本計画の内容は下記の通りです。
記
1.「HSZ(R)」の特長
・優れた耐熱性や耐酸性、吸着性能、触媒性能を有する合成ゼオライト
・自動車排ガス浄化触媒や揮発性有機化合物(VOC)の吸着除去剤、石油精製・石油化学の触媒として使用される、シリカとアルミナを原料とした白色の粉末
・自動車排ガス浄化触媒向けは、日・米・欧の排ガス規制の強化に伴い、需要が拡大中
・1986年に南陽事業所にて、同製品の生産を開始
・2009年に四日市事業所にて、同製品の製造設備を新設
・2013年に四日市事業所にて、生産能力を増強(両事業所を合わせた能力の50%増)
・2014年に南陽事業所にて、生産能力を増強(両事業所を合わせた能力の50%増)
2.本計画内容
(1)立地:マレーシア トレンガヌ州ケママン
(2)対象設備:ハイシリカゼオライト製造設備
(3)生産能力:約40%増(現有能力比)
(4)投資額:約110億円
(5)計画着工:2015年14月
(6)完工予定:2016年11月
以上