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三菱重工グループ、ギニア向けガスタービン発電機を3ユニット受注

2015-04-20

ガスタービン発電機FT8MOBILEPAC(R)を3ユニット受注
初のギニア共和国向け


 三菱重工グループのPWパワーシステムズ(PW Power Systems,Inc.:PWPS)は、米国を拠点とする事業開発会社であるマイアミ・キャピタル・ホールディング(Miami Capital Holding Corporation)から、ギニア共和国向け出力2万5,000kWのガスタービン発電機「FT8 MOBILEPAC(R)(FT8モービルパック)」(米国登録商標)3ユニットを受注しました。ギニア向けFT8 MOBILEPACの受注は今回が初めてです。

 今回のガスタービン発電機は、ギニアの首都コナクリに新設する発電所の中核機器となるもので、首都周辺の発電能力の迅速かつ効率的な拡大のために導入されます。
 PWPSは機器製造・供給と技術サポートを行い、据付けなど現地工事は、MKHエンジニアリング(MKH Engineerig)が手掛け、ベルギーのブリュッセルに本拠を置くトラクタベル・エンジニアリング(Tractebel Engineering)がこれを検査し評価します。なお、発電所はマイアミ・キャピタル傘下の欧州電力会社Kエナジー(K−Energie)が運転管理する計画です。

 ガスタービン発電機 FT8 MOBILEPACは、米国の航空機用エンジンメーカー、プラット・アンド・ホイットニー(Pratt&Whitney:P&W)が供給するエンジンを動力源とする航空機エンジン転用型ガスタービン発電機です。燃料は天然ガスおよび液体燃料。パッケージ型となっており、世界中どこへでも迅速に移動・設置できるのが特徴で、今回も第1ユニットはロシアの貨物輸送機アントノフ(Antonov)によってすでにギニアに運ばれました。また、FT8 MOBILEPACは据付期間が短く、また運転時に短時間の起動が可能であることから、長期的な発電需要に対応するだけでなく、緊急需要対応型の電源としても優れています。

 ギニアは、ボーキサイトや金、ダイヤモンドなど豊富な鉱物資源を有していますが、インフラ整備の遅れなどから、経済発展は足踏みしがちな状態が続いています。そのため、発電設備の迅速な導入・拡張が強く求められています。

 PWPSは、本社を米国コネチカット州グラストンベリー(Glastonbury)に置き、航空機エンジン転用型ガスタービンのエンジニアリング・組立・販売・サービス、EPC(設計・調達・建設)などを手掛ける当社グループ会社です。高効率のハイエンド機を得意とする三菱日立パワーシステムズ(MHPS)のガスタービン事業に、分散型電源としても優れたPWPSの航空機エンジン転用型ガスタービンが加わることで、当社ガスタービン事業はさらに幅広いニーズに応える製品群をラインナップするに至っています。

 当社グループは今後も、PWPSと密接に連携し、定置用ガスタービンと航空機エンジン転用型ガスタービンの双方の長所を生かしながら、その相乗効果で、エネルギーの有効利用と環境負荷の低減に貢献するガスタービンのグローバル展開を更に加速させていきます。

■担当窓口:エネルギー・環境ドメイン
 http://www.mhi.co.jp/ee/index.html


以上



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