Article Detail
JX日鉱日石エネルギーなど、マレーシア・サバ州沖深海R鉱区で原油を発見
マレーシア・サバ州沖深海R 鉱区における原油の発見について
当社(社長:三宅 俊作)が出資するJX日鉱日石サバ深海石油開発株式会社(社長:和佐田 演愼、以下「JXサバ深海」)は、2012年に取得したマレーシア・サバ州沖深海R鉱区(以下「本鉱区」)において、オペレーター(操業管理会社)として探鉱活動を推進しており、このたび、ベスタリ構造において原油を発見しましたので、お知らせいたします。
今回の発見は、義務井3坑のうち1坑目において、複数の油層の存在を確認したものであり、その厚さは合計で約70mとなります。今後、詳細な評価作業を行い、埋蔵量を確認していく予定です。
本鉱区は、マレーシア・サバ州の沖合に位置する水深100〜1,400m、面積約672km2の深海鉱区で、海域周辺では複数の大規模油田が発見されています。
深海での探鉱を技術ターゲットの一つとする当社が、初めてオペレーターを務める海外の深海鉱区で原油を発見したことは、今後の事業においても大きな意義を持つものと考えております。また、本プロジェクトは、独立行政法人 石油天然ガス・金属資源機構(JOGMEC)の出資対象事業であり、商業生産に至った場合には、日本のエネルギー安全保障への貢献が期待されます。
当社は、マレーシアにおいて6鉱区の権益を保有しており、オペレーターとして、サラワク州沖SK10鉱区におけるガスの生産・開発事業、サラワク州沖深海2F鉱区および本鉱区において探鉱事業を推進しております。また、パートナーとして、サラワク州沖SK8鉱区でのガス生産事業、マレー半島沖PM308A鉱区およびサラワク州沖深海3F鉱区の探鉱事業にも参画しております。
当社は、マレーシアをコア事業国の一つと位置付けており、今後も新規事業機会の獲得を含めて、同国での石油・天然ガス開発事業に積極的に取り組んでまいります。
以上
【プロジェクトの概要】
(1)鉱区名:マレーシア 深海R鉱区
(2)鉱区面積:約672km2
(3)鉱区取得:2012年1月17日
(4)権益比率:
JXサバ深海 27.5%(オペレーター)
インペックス南西サバ沖石油株式会社 27.5%
PETRONAS Carigali Sdn.Bhd. 25.0%
Santos Sabah Block R Limited. 20.0%
【JX日鉱日石サバ深海石油開発株式会社の概要】
(1)代表者:和佐田 演愼
(2)設立:2011年11月25日
(3)事業内容:石油・天然ガスその他鉱物資源の探鉱、開発、採取、加工、貯蔵および売買
(4)株主構成:
JX日鉱日石開発株式会社 75.36%
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 24.64%
(5)資本金:27億8,650万円