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英マクラーレン、スポーツシリーズの第1弾モデル「570S Coupe」の詳細を発表

2015-04-07

McLaren 570S COUPE :
ニューヨークでの世界初公開に先立ち、詳細を発表


●マクラーレン・スポーツシリーズ第1弾となる570S Coupe を発表
●マクラーレンのエクスクルーシビティ、パイオニアリング、そしてレースで培われた技術を新たなセグメントに投入
スーパーシリーズ、そしてアルティメットシリーズにスポーツシリーズが加わり完成する、3 つのレベルに分けられたマクラーレン・レンジをニューヨークにて初の同時公開
●ミッドエンジン後輪駆動、カーボン・ファイバー構造を採用したクラシックなスポーツカー
●"シュリンク・ラップト(小さく引き締まった)"デザインには華麗なフライング・バットレス構造を採用し、エアロダイナミクスとダウンフォースを最適化
●M838TE ツインターボV8 エンジンは、全体の30%が新開発パーツで構成され、
570PS の最高出力と600Nm の最大トルクを実現
●クラス最高レベルのパワー・ウェイト・レシオ(434PS/ton)のエンジンにより、わずか3.2秒で0−100km/h(62mph)に、9.5秒で0−200km/h(124mph)へ達する驚異的パフォーマンス
●2015年4月1日(水)14:55(EST)/19:55 (GMT)ニューヨーク国際オートショーStand 704,Level 3 においてMcLaren 570S Coupe 世界初公開

2015年3月30日 英国発 名門Formula 1(TM)チーム、マクラーレンのグループ企業であるスポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブ(本社: 英国サリー州、エグゼクティブ・チェアマン: ロン・デニス)は、McLaren 570S Coupe の世界初公開に先立ち、詳細について発表いたしました。

 ※参考画像(1)は添付の関連資料を参照

マクラーレンは、スポーツシリーズの第1弾モデルMcLaren 570S Coupe の世界初公開で3つのレベルに分けられたモデル戦略を完成させます。ドライバビリティを最適化し、衝撃的なパフォーマンスを誇るピュア・スポーツカーは、アッパーグレードであるマクラーレン・スーパーシリーズ、アルティメットシリーズと同じマクラーレンのDNAが投入されています。レースで培われた技術とデザイン・バリューに裏打ちされたスポーツシリーズは、新たなオーディエンス・セグメントへ向け打ち出されます。

他のマクラーレン・モデルと同様に、570S Coupe は驚異的なパフォーマンスを発揮します。その名称が示す通り、570PS(562bhp)という最高出力と軽量化構造より、クラス最高レベルのパワー・ウェイト・レシオ(434PS/ton)を実現しています。加速性能は0km−100km/hまで3.2秒、0km−200km/hまではわずか9.5秒で到達し、この加速力は最高速度328km/hに達するまで衰えを見せません。

マクラーレン・スポーツシリーズとして初めて紹介されるモデルとなるこのCoupeは、マクラーレンのデザイン・フィロソフィーによる最新の姿を全面に打ち出しています。エアロダイナミクスを最適化した、"シュリンク・ラップト(小さく引き締まった)"のフォルムは、第115回ニューヨーク国際オートショーで初めて公開されます。リアにフライング・バットレスを取り入れてダウンフォースを強化するとともに、優美なデザインを強調し、またミッド・マウントされたV8エンジンにさらに空気をダイレクトに送り込み冷却効果を高める複雑なデザインをドア・シェルに取り入れることにより、マクラーレンのデザインチームはこの華麗なフォルムを実現しました。

スポーツシリーズは、3.8リッターV8ツインターボエンジンの進化型となる、その30%がビスポーク・コンポーネントで構成される新型のM838TEを搭載。マクラーレンの設計によるこのエンジンは、回転数7400rpm で570PS(562bhp)の最高出力、5000−6500rpmで600Nm(443 lb ft)の最大トルクを実現します。このパワーが7 速のSSG トランスミッションを経由し後輪へ伝えられます。スピードを制御する標準装備のカーボン・セラミック・ブレーキは、新たにデザインされたレンジの鍛造合金ホイールオプションの内側に配置され、タイヤにはテクニカルパートナーであるピレリ社のP Zero(TM)Corsa(フロント:225/35/R19、リア:285/35/R20)を標準装備しています。

カーボン・ファイバー製のユニークなモノセルII シャシーは、日常の使いやすさに重点を置き新しくデザインされ、クルマへの乗降の利便性が向上しています。比類ない強固さと強靭さを保ちながらも80kg以下という軽さで、ドライバーの最適な安全性を提供します。軽量構造とアルミニウム製ボディパネルを使用することにより、類似の競合モデルと比べても150kg近く軽い、乾燥重量1313kg(2,895lbs)という軽量化に貢献しました。

最軽量化とターボパワーエンジンにより実現したのは素晴らしい走りだけではありません。優れた燃料効率と排出量を持つ570Sは、200mphクラブのメンバーでありながら、EU複合サイクルにおける燃費は25.5mpg、CO2排出量も258g/kmであり、これは米国マーケットでは高燃費車税の対象外となる数値です。

■オンロードおよびサーキットにおいてのピュア・マクラーレン
570Sは、デザイン面におけるマクラーレンの進化形であり、スーパーシリーズ、アルティメットシリーズで見せたマクラーレンの"フェイス"にさらに磨きがかけられています。このユニークで人目を惹くルックスは、空気の流れに沿ってデザインされ、パワフルな構えが印象的なフロントバンパーの下部のエアロブレードが、ボディの下部先端にクリーンで冷たい空気を送り込む役割を果たすなど、エアロダイナミクスに着目したビスポークなデザインが満載しています。

スポーツシリーズの全モデルに標準装備される大型の超高輝度LEDヘッドランプは、フロント・ホイールアーチ上に空気を送り込むよう成形されたボンネットの両端に取り付けられています。McLaren F1以来、マクラーレンを象徴してきた複雑なデザインのディヘドラルドアは、目立たない開閉ボタンが取り付けられた浮上するドア・シェルを始め、立体的なフォームを採用しています。ユニークな形状により気流を分割し、両脇の吸気口とフライング・バットレスの下部へと空気を送り込みます。
この建築学的な構造が、570Sの側面上で空気抵抗を最低限に抑えると共に、冷却力とダウンフォースを最適化しています。

ティアドロップ型のガラスキャノピー後部に取り付けられたフライング・バットレスは、エアロダイナミクス構造の一部を形成し、気流を570S のショルダーライン越しにリアデッキへ送り込むことにより、露出したエンジンルームの冷却に貢献するほか、ダウンフォースを増大させます。抜群の形状を備えたアルミニウム製リアフェンダーは、きれいな空気を後部に取り付けられたリア・スポイラーへ送り込み、これもダウンフォースを最大化します。車の後部はすっきりと整えられたデザインで、LED ライトブレード・リアランプはスカルプド・パネルと組み合わされています。また、車体後部にはアルミメッシュを用い、熱を効果的に逃がすだけでなく、メッシュ越しにエンジンルームを見ることが可能です。このメッシュは、くぼんだ形状のリアウィンドウ下に取り付けられており、スポーツシリーズのCoupeを特徴付けています。ツインエグゾースト・マフラーは新たにデザインされ、そして高度に複合化されたリア・ディフューザーの両サイドに配置されています。

スポーツシリーズは、新たに開発されたサスペンションシステムにより、オンロードでもサーキットでも高い操作性そして洗練性を実現します。スーパーシリーズとは異なるフロントとリアのアンチロールバーに取りつけた独立の可変ダンパーとデュアルウィッシュボーンを採用しています。また、従来の「ノーマル」「スポーツ」「トラック」のハンドリングの設定が可能です。「ノーマル」モードでは、洗練されつつも操作性の高い走りを、「スポーツ」「トラック」モードでは、サーキット向けのドライビング・エクスペリエンスを堪能していただけます。

■マクラーレン・モデルの中で過去最高な実用性
他のマクラーレン・モデルと同様に、570S のキャビンはドライバーを中心に据えたデザインがされており、操作性、視認性、機能性を重視していますが、570S はこれまでのマクラーレン・モデルの中で最も日々の実用性とスペースに重点を置きました。標準仕様として、スポーツシート(レーシングシートはオプション)とステアリング、ダッシュボードにはレザーを採用し、長距離ドライブでも優れた快適性を実現します。合理的で人間工学的に優れた設計により、マクラーレン・モデルの中で最も大きな収納スペースを確保し、150リッターの容量を誇るフロント・ラゲッジルームとともに高い利便性を提供します。

570S は、ドライブモードにあわせて設定が変わる新たなTFT デジタル・インストルメント・クラスター、センター・コンソールに取り付けられた7 インチIRIS タッチスクリーンに新たに統合された温度調節機能、Bluetooth 接続、DAB デジタル・SIRIUS サテライトラジオ(マーケットにより異なる)など、包括的なインフォテイメントシステムを完備しています。幅広い仕様を備えつつも、インテリアでは軽量化を最重視し、マクラーレン・オーディオ4 スピーカーシステムは、最小限の重量で最高品質のサウンドを実現しました。

スポーツシリーズでは、Alcantara(R)、ナッパレザー、カーボン・ファイバーという様々なオプションから選べるなど、インテリアのカスタム化がさらに充実しています。さらに、マクラーレンのデザイナーは、675LT に用意されているカスタマイズされたスペックに類似した"By McLaren"ピスポーク・インテリア・スペックのレンジを用意しました。厳選されたカラーと素材のラインナップが、エクステリア・カラーとマッチした最高の組合せによってスタイリッシュさを演出します。さらに、究極のオーディオを楽しみたい方にはマクラーレン・オーディオプラス8 スピーカーへのアップグレード、Bowers & Wilkins 社製の1280W サラウンドサウンド12 スピーカー・プレミアムオーディオシステムへのアップグレードも可能です。

 ※参考画像(2)は添付の関連資料を参照

McLaren 570S に関する更なる詳細は、2015年4月1日(水)、ニューヨーク国際オートショーでの世界初公開後に明らかになります。マクラーレン・オートモーティブのプレスカンファレンスは14:55(EST)/19:55 (GMT)よりStand 704, Level 3で開始されます。

 ※スペック一覧は添付の関連資料を参照

マクラーレン・オートモーティブの日本オフィシャルウエブサイトおよび日本オフィシャルフェイスブックは下記の URL からご覧いただけます。

オフィシャルウエブサイト:http://jp.cars.mclaren.com/
オフィシャルフェイスブック:https://www.facebook.com/mclarenautomotiveJP


マクラーレン・オートモーティブについて:
マクラーレン・オートモーティブは、ラグジュアリーかつハイパフォーマンスなスポーツカーを製造する英国の自動車メーカーで、サリー州ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)を拠点としています。

マクラーレン・オートモーティブでは2010年の設立後、2011年に画期的なMcLaren 12C の発表を皮切りに、2012年に12C Spider、2013年に限定生産のMcLaren P1(TM)を発表しました。毎年新型モデルを導入するという計画を掲げ、2014年にはMcLaren 650S Coupe と650S Spider を発表し、さらに2015年のマクラーレン・スポーツシリーズ導入を発表しています。マクラーレン・ブランドは拡大を続けており、オンロードカーの生産3 年目となる2013年度には業績の黒字化を達成、2014年度もセールスは引き続き好調で世界の主要自動車市場における、独自のグローバル・ディーラー・ネットワークを通じて1,648台のマクラーレンを納車しています。

マクラーレン・オートモーティブの技術パートナー:
革新的で高い評価を獲得しているスポーツカー・ラインアップの開発、エンジニアリング、製造においてマクラーレン・オートモーティブは専門的なノウハウと技術を提供する世界トップレベルの企業と提携しています。主なパートナーは、アクゾノーベル、エクソンモービル、ピレリ、SAP などです。

サーキット用に設計しオンロード用に開発:
マクラーレンにおける Formula 1(TM)マシンとロードカーの融合には、経験、知識、原理、プロセスが活用されています。Formula 1(TM)レースでの50年にわたる歴史の集大成と、画期的なスポーツカーの製造における20年以上の経験を活かして、マクラーレン・オートモーティブでは、技術的に優れた、画期的なハイパフォーマンス・スポーツカーを設計、開発および製造を行っています。オンロードとサーキットを走るマクラーレンのスポーツカーには一切の妥協もなされていません。

マクラーレンは車両製造にいち早くカーボン・ファイバーを採用し、30年にわたる経験を有しています。1981年のMcLaren MP 4/1 や、1993年のMcLaren F1 といったレーシングカーやロードカーにカーボン・シャシーを導入しており、これまでマクラーレンが製造した車両はすべてカーボン・ファイバー・シャシーが採用されています。

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