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富士通、ビジネスイノベーション分野のコーポレートベンチャーファンドを設立
コーポレートベンチャーファンドの設立について
イノベーション分野におけるビジネス強化に向け、国内外ベンチャー企業との協業を加速
当社は、2006年にコーポレートベンチャーファンドを設立し、国内外の有望ベンチャー企業との協業を進めてきましたが、このたび、新ファンドを設立し、この活動を強化していきます。これにより、当社成長戦略の柱となるビジネスイノベーション、ソーシャルイノベーション分野において、ベンチャー企業との提携を強化し、サービスのさらなる充実を図ります。
また、当社グループの社員がもつアイデアやノウハウを生かした新規ビジネス創出を加速させるため、社内ベンチャー制度も充実を図ります。
当社は2006年にコーポレートベンチャーファンドを設立し、これまでに国内外数十社のベンチャー企業との協業を推進してきました。このたび、イノベーション分野におけるサービスの一層の強化に向け、新たなファンドを50億円で設立し、国内外の有望ベンチャー企業との協業を強化していきます。
サービス創出や技術革新のスピードがこれまで以上に早くなっているICT分野において、ファンドの活用による迅速な投資判断と実行が当社の事業拡大にも必要不可欠となっています。当社はこのファンドを通じて、成長戦略の柱となる企業向けICT領域の拡大(ビジネスイノベーション)および新たなICT活用領域の拡大(ソーシャルイノベーション)に向けて、今後、成長が見込める多様な技術やノウハウを有する国内外のベンチャー企業に出資し、協業を加速します。具体的には、ベンチャー企業が持つスピード、斬新なアイデア、技術、新市場へのリーチと、当社が有する資金、知的財産、顧客、チャネルを組み合わせることで、双方のサービスを強化します。なお、新ファンドの主な投資領域は、ビジネスイノベーション分野((1)クラウド、(2)モバイル、(3)ビッグデータ、(4)セキュリティなど)、ソーシャルイノベーション分野((1)交通、(2)医療、(3)生活産業、(4)食・農業、(5)エネルギー、(6)教育、(7)環境)となります。
また、当社の国内グループ社員がアイデアやノウハウを活かした新規ビジネス創出を加速させるため、社内ベンチャー制度も充実を図ります。1994年に起業制度を導入してから、これまでに当社発のベンチャー企業24社が設立されています。このうち、電子書籍の株式会社パピレスは2010年にJASDAQ市場に上場しています。このたび、社員によるより多くのベンチャー企業設立を後押しするため、制度の充実を図るとともに、新たなファンドからも出資を行う予定です。
当社は社内外ベンチャー企業との協業を通じて、新たなサービスをお客様に提供していきます。
新ファンドの概要は、以下のとおりです。
■新ファンドの概要
(1)ファンド規模:50億円
(2)設立時期:2015年4月(予定)
(3)運用期間:10年
(4)投資対象:当社と協業する国内外のベンチャー企業
■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上