野村不動産、マンション建替えプロジェクトで「白金台マンション」の解体工事に着手

都心マンション建替えプロジェクト第２弾
『（仮称）白金台二丁目マンション建替えプロジェクト（総戸数１９１戸）』始動
〜隣接する２棟の民間分譲マンションを３４階建超高層タワーマンション１棟へ共同建替え〜



　野村不動産株式会社（本社：東京都新宿区／取締役社長　鈴木弘久）は、東京都港区白金台二丁目において隣接する２棟の民間分譲マンション「白金台マンション（総戸数９１戸、築４１年）」、「クラウン白金台（総戸数７戸、築２８年）」を共同で建替えるプロジェクトを推進しており、今般、それぞれのマンションにおいて建替えに関する全件合意が得られ、先行工事として「白金台マンション」の解体工事に着手いたしましたので、お知らせ致します。
建替え後は周辺住民のコミュニティを形成する場所を新たに設けた３４階の超高層タワーマンション（総戸数１９１戸』として誕生いたします。

　本建替えプロジェクトは、地下鉄都営浅草線「高輪台」駅より徒歩３分、ＪＲ山手線「品川」「五反田」駅、地下鉄南北線「白金台」「白金高輪」駅も徒歩圏の好立地に位置しています。また、羽田空港や成田空港へもダイレクトにアクセスでき、周囲に国立自然教育園や高松宮邸など多くの緑を有し、さらに東大医研付属病院やＮＴＴ関東病院、せんぽ東京高輪病院など高度先端医療に対応した医療機関や高校・大学の教育施設も充実するなど、交通利便性、生活利便性、教育環境のいずれにも恵まれた高いポテンシャルのエリアです。


【マンション建替えの経緯】
　従前の「白金台マンション」においては、建物の老朽化に伴い、平成１５年にマンション建替委員会が発足し、当初は住民による単独マンション建替え事業として検討を開始し、その後、株式会社ＨＯＵ一級建築士事務所（以下、「ＨＯＵ」）の協力を得て検討を本格化させました。単独建替えを想定した総合設計制度の活用プランや、隣接するマンション「クラウン白金台」の敷地を合わせた共同建替えを想定した総合設計制度の活用プランなど様々なプランが検討された結果、最終的には、２棟のマンションの敷地を合わせ、敷地内に地域住民のための公園など新たな広場状公開空地の設置や桜田通りから西側エリアへの移動を可能とした貫通通路を設けるなど公共性を高めることで、平成２０年１０月に総合設計制度の許可を取得し、最大割増容積率約３５０％増（４４３．２５％→７９３．６０％）を確保いたしました。
　当社は、事業協力者としてＨＯＵとともに地権者のために費用負担を減らす様々な提案や合意形成などを継続的に行なった結果、９８件の全件合意による還元率１００％での等価交換方式によるマンション建替え事業として３４階建てタワーマンション計画が実現することになりました。

※「建替えイメージ図」「１３階建てマンション概要」などは、添付の関連資料を参照

　なお、本建替えプロジェクトは、「プラウド新宿御苑エンパイア（総戸数：９３戸、内分譲住戸３５戸、２０１０年竣工、企画・基本設計・設計監修：ＨＯＵ）」に続く、首都圏の都心マンション建替えプロジェクト第２弾となり、隣接する２棟の管理組合における共同建替え事業の参画は当社初の試みとなります。

　当社における推進中の建替えプロジェクトは、「桜上水建替えプロジェクト（東京都世田谷区：現在４０４戸⇒建替え後８８０戸予定、三井不動産レジデンシャル株式会社との共同事業）」、「阿佐ヶ谷住宅建替えプロジェクト（東京都杉並区：現在３５０戸⇒建替え後５８２戸）」などがあります。
　今後も、これまで培ってきた大規模再開発事業や土地区画整理事業での街づくりのノウハウをもとに、権利者、設計事務所、コンサルタント等の事業関係者と協力しながらマンション建替え事業を積極的に推進してまいります。


※「（仮称）白金台二丁目マンション建替えプロジェクト」物件概要など詳細は、添付の関連資料を参照


以上