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旭化成せんい、タイにスパンボンド不織布の製造販売会社を設立
タイにおけるスパンボンド不織布製造販売会社の設立について
旭化成せんい株式会社(本社:大阪市北区、社長:高井秀文)は、このたび、今後高い成長が予想されているアジアにおける紙オムツなどの衛生材料市場での事業拡大のため、タイにおいてスパンボンド不織布の製造販売会社を設立することを決定しましたので、お知らせします。
1.背景
当社では、スパンボンド不織布について、1973年の創業以来「エルタス」ブランドを中心に多岐にわたる用途展開による事業拡大を進めています。現在、滋賀県守山市および宮崎県延岡市の2拠点において製造設備を有し、紙オムツなどの衛生材料、自動車などの各種産業資材や家庭日用品など、幅広い用途向けにスパンボンド不織布を生産し、主に日本国内を中心に事業を展開してきました。
一方、紙オムツを中心とする衛生材料は、中国、ASEANなどのアジア各国で急速に市場が拡大し、海外において更なる需要拡大が見込まれています。当社は、日系オムツメーカーのアジアにおける生産拡大を強力にサポートするべく、海外生産販売拠点の新設について検討を進めてきましたが、このたび、タイにおいてスパンボンド不織布の製造販売会社を設立し、20千トン/年の製造設備を新設することを決定しました。
2.新会社、新設備の概要
(1)会社名:旭化成スパンボンド(タイ)(Asahi Kasei Spunbond (Thailand))
(2)生産品目:ポリプロピレン(PP)スパンボンド不織布
(3)立地:タイ国 チョンブリ県シラチャ(サハ工業団地内)
(4)設備能力:第一期20千トン/年
(5)総投資額:約50億円
(6)工期:2011年8月着工、2012年9月稼動開始予定
(7)出資比率:旭化成せんい 90%、サハグループ(※) 10%
※同工業地区を所有するタイの有力企業グループ。
3.今後の展開
当社では、今回の製造設備の新設にとどまらず、今後のアジア地域での紙おむつ市場の拡大に応じて、設備能力の増強を順次実施していきます。
以上