スリーエム　ヘルスケア、周囲の雑音を平均８５％低減を実現した電子聴診器２製品を発売

生体音を２４倍まで音響増幅し、周囲の雑音を平均８５％低減を実現した　電子聴診器２製品を新発売



　スリーエム　ヘルスケア株式会社（本社：世田谷区　代表取締役社長：ジェシー・ジー・シン）は、音響増幅機能と正確な聴診の妨げとなる周囲の話し声や騒音などを低減する機能を有する電子聴診器、３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　エレクトロニック　ステソスコープ　モデル３１００と、さらに基本機能に録音・通信機能を搭載した３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　エレクトロニック　ステソスコープ　モデル３２００を３月１日より発売を開始しました。
　また、日本初の有人実験施設「きぼう」日本実験棟における宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）の実験で、３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　エレクトロニック　ステソスコープ　モデル３２００とリアルタイムでの聴診を可能とする遠隔医療用ソフトウェア（日本未発売）が使用されることになりました。ＪＡＸＡの実験では、自律神経活動リズム実験のサポート機器として心臓音データの取得を行うともに、音声会話機能やＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（ＴＭ）による伝送機能を用いて、地上と宇宙をつなげる宇宙医学実験用機器として活用される予定です。

　３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　エレクトロニック　ステソスコープ　モデル３１００は、従来の聴診器の２４倍の音響増幅機能により、聴き取りにくい微弱な音を捕えます。また、ＡＮＲ（Ａｍｂｉｅｎｔ　Ｎｏｉｓｅ　Ｒｅｄｕｃｔｉｏｎ）テクノロジーにより、周囲の騒音・雑音を平均８５％低減し、騒がしい環境の中でも心音や肺音などの正確な生体音聴診を可能にします。外来や小児科の診察室内、健診会場、救急ヘリや救急車の中など、騒々しい場所でも聴診することが可能です。
　また、ダイアフラム面の中心部にある１５ミリの円形センサーが音を拾うので、一般的な聴診器のように面全体を聴診部に密着することなく聴診が可能です。新生児、小児、成人の区別や体格ごとに聴診器を選択する必要がなく、健康診断のように多くの患者を聴診する際にも迅速に対応できます。
　３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　エレクトロニック　ステソスコープ　モデル３２００はモデル３１００の基本機能に録音・通信機能を追加搭載しています。聴診器本体に最大３０秒間の聴診音を１２件録音できる上、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（ＴＭ）機能を搭載しており、聴診音をワイヤレスでＰＣに通信し、リアルタイムにモニターすることが可能です。また、記録・保存した音は、電子聴診器を通じて再生することが可能になりました。


＜製品仕様＞

　※添付の関連資料を参照


　聴診器には専門性に即し、循環器専用、小児・新生児用、一般診察用や軽量タイプ（ナース用）などがあり、最近では音を聴くことに着目した電子聴診器が注目されています。３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　聴診器は、幅広い製品ラインを持ち、優れた音響特性により世界的に約４０年にわたり、医師をはじめとする医療従事者のトップブランドとなっています。スリーエム　ヘルスケアでは、電子聴診器を２００１年に導入して以来製品ラインを拡充してきました。電子聴診器の機能を大きく進化させたこのたびの新製品により、生体音聴診をさらに容易にする電子聴診器のさらなる汎用化を目指します。


＜スリーエム　ヘルスケアの概要＞
　■社名：スリーエム　ヘルスケア株式会社
　■住所：〒１５８−８５８３　東京都世田谷区玉川台２−３３−１
　■資本金：９億６，０００万円　３Ｍ社（１００％）
　■社長：ジェシー・ジー・シン
　■業務内容：医療用製品、外科用製品、歯科用製品、安全衛生保護具の輸入、製造および販売


＜３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　エレクトロニック　ステソスコープ　モデル３２００＞

　※添付の関連資料を参照


　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（ＴＭ）は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ　ＳＧＩ　Ｉｎｃの登録商標です。３Ｍ（ＴＭ）、リットマン（ＴＭ）は３Ｍ社の商標です。

　製品のお問い合わせ：カスタマーコールセンター　ＴＥＬ　０５７０（０１１）３２１

　掲載予定サイト：３Ｍ（ＴＭ）　リットマン（ＴＭ）　聴診器ホームページ
　http://www.mmm.co.jp/hc/littmann/