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ソリトンシステムズ、高画質で小型・軽量のモバイル映像中継装置を出荷開始
モバイル映像中継装置の新製品Smart−telecaster Zao 発売
H.265対応で映像品質の向上と小型・省電力化を実現
株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区新宿、代表:鎌田信夫)は、携帯電話回線を利用して高画質の動画をライブ中継するシステムの新製品“Smart−telecaster Zao”(スマートテレキャスター ザオー)、を開発、本日3月17日より出荷を開始します。動画圧縮の最新規格H.265/HEVCハードウェアエンコードに対応し、映像品質の向上、小型・軽量化、消費電力の削減を図りました。
「Smart−telecasterシリーズ」は3G,LTE,BGANなどの公衆モバイル回線を使って、高品質な動画をリアルタイムで配信するソリューションです。ソリトン独自の伝送技術 RASCOW(Real−time Auto Speed Control based−on Waterway model)(TM)により、揺らぎの大きいモバイル回線上でも、遅延が少なく、「切れにくい」安定した映像が送れます。暗号化、接続認証などのセキュリティ機能も備え、放送メディアから警察、消防などの公共機関まで幅広く採用され、国内、海外で、災害現場やスポーツイベントなどの報道等で利用されています。
新製品“Smart−telecaster Zao”(以下、スマテレZao)は、独自伝送技術に加えて、新規に開発したハードウェアエンコーダを搭載、動画圧縮ソフトウェア、コーデックの最新規格H.265/HEVCの実装により、同一通信環境での映像品質が格段に改善されました。筐体を従来の1/3近くに、消費電力は約1/4にまで縮小した結果、緊急度が高く煩雑なライブ中継現場でのユーザビリティが向上しています。
近年、放送局の映像取材の分野では、衛星を使った従来型の中継からモバイル回線を使った中継への移行が世界的に始まっています。スマテレZaoはこの流れを加速し、放送のみならず、災害や救急医療、工事現場など様々な分野でライブ映像の活用を促進します。
ソリトンは、4月11−16日、米国ラスベガスで開催される世界最大の放送機器展に出展し、スマテレZaoを世界に向けて拡販する予定です。
※参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照
■スマテレZaoの特徴
○ソリトン独自の伝送技術 RASCOW
−揺らぎの大きいモバイルネットワーク上でも安定した伝送が可能
−最大7本までのネットワークインタフェースを束ねて利用
−現場と掛け合いが可能な短遅延性能
○高画質・高音質
−独自に開発したH.265/HEVCハードウェアエンコーダにより、低ビットレート環境におけるフルHDサイズの画質を大幅に改善
−音声周波数 48KHzに対応
○コンパクトサイズかつ軽量
−専用にデザインされた小型シャーシ(WHD:123x160x46mm 重量約890グラム)
−標準でオリジナルのトランジションバッグが添付(レインカバー内蔵)
−オプションでカメラマウントキットを利用可能
○低消費電力
−本体消費電力 28Wh
−IDX DUO−150x1で5時間以上の稼働
−リダンダント電源入力可能
※参考画像は添付の関連資料「参考画像2」を参照
○受信装置
ソフトウェアのバージョンアップにより、従来モデル(Smart−telecaster HD,Smart−telecaster for iOS ML)が混在した環境でも利用可能。)
■出荷開始 2015年3月17日
■価格 Smart−telecaster Zao (送信側) 200万円(別途、受信装置が必要です)
◆添付資料:仕様
※添付の関連資料を参照
【株式会社ソリトンシステムズについて】
日本でいち早くLANに取り組み、企業や官公庁の大規模ネットワークの構築を手掛けるとともに、ネットワークOSやプロトコルソフトの開発でも実績を重ねてきました。その技術力を基に、近年はインターネットの普及に合わせ、認証を始めとしたITセキュリティ関連製品の開発とそれを利用したサービス、及びブロードバンドによるコンテンツ配信システムの構築と運用、さらにスマートデバイスを活用したビジネスソリューションにも注力しています。
設立:1979年 売上:112億円(2014年3月期/連結)