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積水化学、電気自動車と連携するシステムを搭載したサービス付き高齢者向け住宅を発売

2015-03-05

業界初、減災型・サービス付き高齢者向け住宅
『進・ハーベストメント V to Heim』の発売について
―電力会社の電力網に系統連系するV2Hシステムを搭載―


 積水化学工業株式会社 住宅カンパニー(プレジデント:関口俊一)は、電気自動車と連携する「V2H(Vehicle To Home)」システムを搭載したサービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメントV to Heim(ブイ トゥ ハイム)』を、2015年4月1日より発売します(※1)。
 当社は、2011年4月に戸建て住宅『スマートハイム』の発売以来、スマートハウス仕様の進化と普及拡大に努めてきました。2014年5月には、戸建て住宅のノウハウを活かし、定置型リチウムイオン蓄電池「e−Pocket(イーポケット)」と太陽光発電システムを標準搭載した、減災型(※2)・サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント』を発売しました。
 『進・ハーベストメントV to Heim』は、これまでのハーベストメントのメリットを更に進化させた高齢者住宅です。災害時や非常時には、電気自動車(※3)の大容量蓄電池と太陽光発電システムで、サービス付き高齢者向け住宅の共用部で電力を使用することができ、また電気自動車への充電と電気自動車から高齢者住宅への電力の供給が可能です。これにより入居者様の精神的な不安を最小限に抑え、「高齢者を守りたい」という医療・介護運営事業者様の思いにも応えます。なお、電力会社の系統に電気自動車と太陽光発電システムを連系し実用的に活用できる高齢者住宅は業界初(※4)となります。


<サービス付き高齢者向け住宅『進・ハーベストメント V to Heim』の特長>
1. サービス付き高齢者向け住宅と電気自動車を最適活用
 『進・ハーベストメントV to Heim』は、「EV用パワーコンディショナ」と「10kwの太陽光発電システム」を標準搭載し、電力会社の電力網に系統連系できるV2H(Vehicle to Home)の高齢者住宅です。
 これにより電力会社から調達する電力、太陽光発電システム、電気自動車の3電源を最適に利用できます。
 サービス付き高齢者向け住宅の施設長様の日頃の営業活動やスタッフ様が行う日常の生活支援サービスに於いて電気自動車が活躍します。またガソリン車に比べて燃料代を削減することが可能となり、電気自動車とガソリン車との価格差は、5年程度で回収できる試算です(※5)。

2. 災害時、非常時にも安心
 近年、台風や竜巻などの自然災害による停電が多発しています。『進・ハーベストメントV to Heim』であれば、日中の停電発生時には、太陽光発電システムで発電した電力を利用できます。また電気自動車への充電で、スタッフ様が電気自動車を利用することが可能となります。
 太陽光発電システムが発電しない時間帯には、電気自動車から高齢者住宅の共用部へ電力を供給することができ、最大で約12時間(※6)電気を使用できます。これにより、当社のユニット工法が持つ戸建て住宅トップレベルの耐震性能と併せて、地域防災拠点としての活躍も期待できます。

3. 4つの「経営軸」とセキスイグループの知見を結集した「住空間」でサポート
 『ハーベストメントV to Heim』は、当社戸建て住宅のロングセラー「パルフェ」をベースとしています。戸建て住宅トップレベルの基本性能により、減災経営、環境経営、快適経営、安心経営の4つの「経営軸」で入居者様、スタッフ様、運営事業者様の満足にお応えします。また、セキスイグループの知見を結集した、快適な住空間を提供します。


 ※1 北海道、沖縄県および積雪地域を除きます。「進・ハーベストメントV to Heim」は、サービス付き高齢者向け住宅のほか有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスセンター、小規模多機能ホームなどにも対応可能です。
 ※2 「減災」とは、巨大災害や事故・事件などに備えて、情報や知識、社会組織などを組み合わせ、被害を最小限に「減らすこと」。関西大学社会安全学部の河田惠昭教授(同大学社会安全研究センター長)が1988年創語した学術語。
 ※3 「進・ハーベストメントV to Heim」は、日産自動車(株)「リーフ」、三菱自動車(株)「アイ・ミーブ」「ミニキャブ・ミーブ」「ミニキャブ・ミーブトラック」に対応しています(2015年2月現在)。電気自動車は、各自動車メーカーで別途購入いただきます。
 ※4 業界初は当社調べ
 ※5 試算条件:電気自動車(価格287.28万円、補助金53万円利用、交流電力量消費率114Wh/km、)とガソリン車(価格199.26万円、燃費15.6km/L)の価格差をガソリン代と電気代の差額で算出。電気代30円/kWh(東京電力(株)従量電灯)、ガソリン代159円/L(2014年12月3日資源エネルギー庁の全国ガソリン価格平均値)、年間走行距離10,000kmとした場合。
 ※6 試算条件:日産自動車(株)「リーフ」蓄電池容量24kWhの電力を、サービス付き高齢者向け住宅共用部の2,000W(照明1,000W、冷蔵庫500W、テレビ400W、他100W)で消費した場合。


■開発背景
 わが国では、65歳以上の人口割合が2013年の25.1%から2060年には39.9%に高齢化が急速に進み、特に、独居の高齢者は急増すると予想されています(※7)。このような背景から、2011年に国土交通省・厚生労働省が創設した登録制度による高齢者を支援する「サービス付き高齢者向け住宅」は整備される方向にあります。また、地球温暖化ガス排出量削減のほか、エネルギー問題、巨大災害への備えなどの課題を抱え、住まいづくりにおいてそれらへの解決策の提示が求められています。特に気候変動を要因とする災害は近年増加し、それによる停電時の電力確保が問題になっています。給油所数は大幅に減少し、平成25年度に全国34,706件と、ピークだった平成6年度に比べて約43%の減少となっています(※8)。
 そのような中で、電気自動車は走行中に排出ガスを出さないため環境に優しく、また、災害発生時など万が一ガソリン供給が滞ったとしても、混乱を最小限に防げるということからも注目されています。今後、電気自動車は、近隣にガソリンスタンドが少なく給油に困るような地域、高齢者住宅や医療介護事業所などでも普及拡大するものと考えています。
 『進・ハーベストメントV to Heim』は、電気自動車の環境にやさしく経済的で、災害時の安心感などの特長を活かせるV2Hシステムと太陽光発電システムを搭載し、「減災」「環境」「快適」「安心」の4つの経営軸を盛り込むことで、更に進化した減災型・サービス付き高齢者向け住宅として開発しました。

 ※7 出典:平成26年度版高齢社会白書 内閣府
 ※8 出典:揮発油事業者数及び給油所数の推移(登録ベース) 資源エネルギー庁 平成26年7月8日


 *リリース詳細は添付の関連資料を参照



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