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三菱重工、アストモスエネルギー社から大型LPG運搬船を受注

2015-03-05

アストモスエネルギーから大型LPG運搬船を受注
2013年の受注から同船型で4隻目、最高水準の省エネ性で新パナマ運河にも対応


 三菱重工業は、アストモスエネルギー株式会社から大型LPG液化石油ガス運搬船を受注しました。2013年以降に同社から受注したものと同船型で、今回の受注が4隻目となります。世界最高レベルの省エネ性能を誇り、世界の主要LPGターミナルに柔軟に対応できるほか、新パナマ運河にも適合した仕様となっており、完成・引き渡しは2017年前半の予定です。

 受注したLPG運搬船は、長さ230.0m、幅36.6m、喫水11.1m。総トン数は4万8,300トン(載貨重量トン数5万1,100トン)、LPG積載量は8万3,000m3で、先の受注船3隻とともに長崎造船所で建造します。当社独自の船型を採用したことなどにより、優れた燃費性能とLPGターミナルごとに異なるさまざまな接続条件への高い適応性を実現しています。また、2016年初めにも運用開始が見込まれる新パナマ運河を通過できるよう、係船装置なども世界最新の設備を搭載します。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照


 アストモスエネルギーは現在、自社所有の6隻および他社と契約している定期用船15隻を合わせ21隻の大型LPG運搬船を運用しています。そのうち自社所有船すべてと定期用船10隻の計16隻は、当社長崎造船所で建造したものです。
 同社は、2015年度からの新中期計画で、現在年間1,000万トンのLPG取扱量を2017年までには1,200万トン超まで増やすことを目指しており、LPG輸送体制を拡充していく方針です。今回の造船契約もこの方針を受けたもので、本船は同社が運航する1990年代前半建造船の代替船として就航する運びとなっています。

 米国のシェール革命により、中長期的には極東を含めた世界市場で北米産LPGの需要増大が予想され、輸送距離の伸長や拡幅された新パナマ運河を使った輸送量の拡大が不可欠となっています。また、船舶運航についても世界的に環境規制が強化されつつあります。本船は、こうした状況を受けてアストモスエネルギーが進める最新鋭のLPG輸送船団整備計画に対応するものです。

 当社は、LPG運搬船需要の高まりに応え、さらに省エネ・環境性能や運用性に優れたLPG運搬船の開発に力を注ぐとともに、積極的な提案営業を展開していきます。


以上



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