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伊藤忠商事、クラウドクレジットに資本参加しソーシャルレンディング事業に参入

2015-03-05

クラウドクレジットに資本参加しソーシャルレンディング(*1)事業に参入


 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、社長:岡藤 正広、以下「伊藤忠商事」)は、資金を借りたい人(ボロワー)と貸したい人(レンダー)をネット上で結びつける融資仲介サービスを運営するクラウドクレジット株式会社(本社:東京都千代田区、社長:杉山 智行、以下「クラウドクレジット」)と資本業務提携を致しました。クラウドクレジットの持つ発行済み株式の約18%を2億円超で取得し同社経営陣に次ぐ株主となります。

 今回出資したクラウドクレジットは、株式売却などのキャピタルゲインではなく、利息などによる一定のインカムゲインを獲得し資産形成したいといった国内の個人や機関投資家のニーズに対して、少額からでも参加できる好利回りの投資機会を提供します。集めた資金を、現地提携会社を介して、経済成長が見込める資金調達需要が高い国の個人や中小企業に提供する事で、ボロワーとレンダーの融資仲介を実現します。尚、投資家から集めた資金は、ファンドへの出資金という扱いとなり、貸し出されます。

 ※参考資料は添付の関連資料を参照

 ソーシャルファンディングの中でも近年、急激な成長を遂げているソーシャルレンディングは、2025年までに融資総額が約100兆円規模に増加し、米英のリテールローンの50%を占めると予想されています。昨年末ニューヨーク証券取引所へ上場した業界大手の1社は、上場直後に時価総額が約1兆円を超え、話題になりました。先行する海外勢ならびに国内同業ベンチャー数社は、同一国内でのボロワーとレンダーの融資仲介を行っているのに対し、クラウドクレジットは、資金余剰傾向が強い国から資金を集め、資金需要の旺盛な欧州・新興国に資金提供するクロスボーダーでのサービスを指向しています。

 伊藤忠商事は、株主であるマネックス・ベンチャーズを通して元東京証券取引所の取締役でマネックス証券のCEOを務める松本 大氏や、カブドットコム証券やミクシィの立上げ・成長を支援したフェムトグロースキャピタルのゼネラルパートナーである磯崎 哲也氏の助言と協力を得ながら、日本国内での販売、システム開発、及びマーケティングの支援を通して、2018年に融資総額1,000億円を目指します。

 国内外でのベンチャー投資を積極的に推進している伊藤忠商事はFinTech(*2)分野を注力分野のひとつと位置付けており、今回のような先進的な金融サービスを創造する企業への投資を通じて次世代の日本の金融システム構築の一翼を担うと共に、自社のグローバルネットワークを活かして、日本発のテクノロジーやサービスを世界に広めていきたいと考えます。


■クラウドクレジットの概要
 会社名:クラウドクレジット株式会社

 会社名:東京都千代田区有楽町2−7−1 有楽町イトシア12階

 代表者:杉山 智行

 主要株主:杉山 智行、伊藤忠商事、フェムト・スタートアップ、マネックス・ベンチャーズ

 URL:https://crowdcredit.jp/


 *1「ソーシャルレンディング」について
  ソーシャルファンディング(インターネットを通じて利用者から資金を募る調達方法、もしくはその為に利用できるサービス)を利用して融資を募る手法、サービス。ソーシャルファンディングの中で現在最大の市場規模(2014年世界約1兆円(除く中国市場)、国内約100億円)のカテゴリー。
 *2「FinTech」について
  FinanceとTechnologyを組み合わせた造語であり、金融とIT技術の融合によるイノベーション、その実現を目指すITスタートアップ企業を指す。



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