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NICT、Android対応の聴障者支援アプリ「こえとら」サービスがフィートから提供開始

2015-02-28

聴障者支援アプリ“こえとら”がAndroidにも対応、機能も充実
〜iOSでもAndroidでも、隣にいても離れていても、文字と音声で簡単にコミュニケーション〜


 独立行政法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内 正夫)は、NICTの研究成果である聴障者支援アプリ“こえとら”を株式会社フィート(代表取締役社長: 小林 照二)に技術移転しました。
 2月25日(水)から株式会社フィートは“こえとら”のサービスの提供を開始しました。
 “こえとら”は、NICTの高精度音声認識技術及び高品質音声合成技術*1を用いて開発したものです。これまでiOSアプリとして公開実験し、聾ろう学校や企業等のご協力の下、改良を重ねてきました。このたび、総務省及び関係機関のご協力により、“こえとら”にインターネットを介してチャットする機能等を加え、AndroidTM端末でもご利用いただけるようになりました。“こえとら”のサーバ運用保守に関しては、電気通信事業者の協賛により無償で提供されています。


【背景】
 聴障者にとって、健聴者とのコミュニケーションの手段は、主に手話や筆談です。しかし、実際のところ、手話を使える人は少なく、手話を使えない相手とは手話通訳者を介してやり取りする必要があります。また、筆談の場合は、やり取りが煩雑なため、健聴者とのコミュニケーションは容易ではありません。
 “こえとら”は、聴障者が手話を使うことができない健聴者との間で、文字と音声を互いに変換し合うことで、円滑なコミュニケーションができるよう支援するアプリです。平成25年6月11日(火)に、iPhone(R)、iPod touch(R)及びiPad(R)を対象に公開実験を開始し、利用者からの意見を基に改良を続けてきました。


【今回の成果】
 “こえとら”に、新しい機能として、離れている人同士でも、ネットワークを介してチャットする機能や、災害などの非常時にネットワークがつながらない場合でも、端末上で最低限の音声認識・合成サービスが利用できる機能を追加しました。さらに、幅広く普及しているAndroid端末にも対応しました。これにより、スマートフォンの約96%(平成26年時点)の端末で“こえとら”のサービスが利用できるようになりました。“こえとら”は、電気通信分野における障がい者支援を目的として、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社、東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社の協賛により、無償でサーバ側の運用保守が行われています。また、本年1月に株式会社フィートに技術移転され、無償でサービス提供されています。


 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照




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