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村田製作所、可変抵抗方式で最小サイズのロータリポジションセンサーを開発

2015-02-27

可変抵抗方式で世界最小 ロータリポジションセンサの開発について

 ※製品画像は添付の関連資料を参照

<要旨>
 株式会社村田製作所は、可変抵抗方式では世界最小サイズとなる小型(W4.0×L4.5×T2.0mm)のロータリポジションセンサ(*1)SVM4シリーズ(mini PS)を開発しました。2015年3月よりサンプル出荷を開始し、同年8月より量産を開始いたします。


<背景>
 ヒューマノイドロボットの指関節制御やラジコン・ゲーム機器の小型コントローラは狭い空間での角度制御が必要となります。この市場ニーズに対応するため、当社は従来(SV03シリーズ)に比べて体積を約8分の1に削減した世界最小サイズの小型ロータリポジションセンサSVM4シリーズを開発いたしました。より狭い空間での角度制御を可能とし、セットの小型軽量化を実現いたします。


<特徴>
 ・従来品(SV03シリーズ)に比べて体積比で8分の1の小型化を実現
 ・高精度化・長寿命化が難しい小型サイズにおいて、
  1.従来品と同様のリニアリティ(*2)±2%を実現
  2.従来品を上回る長寿命(0.5Mサイクル以上)を実現


<用途>
 ・ヒューマノイドロボットの指関節制御フィードバックセンサ(*3)
 ・ラジコン・ゲーム機器などのコントローラのジョイスティック
 ・ヘッドセット・補聴器などのウェアラブル機器の操作スイッチ
 ・コンパクトデジタルカメラの操作スイッチ、レンズ・絞りのフィードバックセンサ


<用語説明>
 *1 ロータリポジションセンサ…可変抵抗器の分圧(ポテンショメータ)方式でロータの回転角度を検知し、それに比例した電圧を出力する角度センサ
 *2 リニアリティ…センサ出力と基準直線の誤差をフルスケール(%)で表したもの。例えばセンサ出力が0−5Vの場合、SVM4シリーズのリニアリティ±2%とは、基準直線から最大で±0.10V(5Vの2%)の誤差をもつことを意味する

 ※参考画像は添付の関連資料を参照


 *3 フィードバックセンサ…出力の結果を入力側に戻し、目標値と比較して次の制御へ役立てる(フィードバック制御)装置において、出力の結果を計測するセンサ


<電気的性能>
 ・リニアリティ:±2%
 ・電気的有効角度:240°
 ・全抵抗値:10kΩ
 ・使用度範囲:−40℃〜85℃
 ・動作寿命:0.5Mサイクル以上


<外形寸法図>

 ※添付の関連資料を参照


<生産体制>
 2015年3月よりサンプル提供開始予定
 2015年8月より量産開始予定


<ムラタについて>
 村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。詳細はこちらのページをご覧ください。http://www.murata.com/ja−jp



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