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東芝、ケニア最大の地熱発電所が完工し営業運転を開始

2015-02-25

ケニア最大の地熱発電所が営業運転を開始

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 当社が、豊田通商株式会社と現代エンジニアリングとともにケニア電力公社から受注したオルカリア1号および4号地熱発電所がこのたび完工し、2月19日に、同国大統領や現地政府関係者参加のもと、オルカリア地熱発電所全体の開所式が執り行われました。当社は2013年に主要機器である7万キロワット地熱蒸気タービンと発電機を4セット納入しています。機器の据付と試運転を経て、2014年9月に4号地熱発電所、また2015年1月に1号地熱発電所がそれぞれ営業運転を開始しています。

 同国では、高い経済成長率を背景に電力需要の拡大が見込まれ、国家ビジョンである”VISION 2030”のもと、国全体の発電容量を現在の166万キロワットから2030年までに1750万キロワットまで拡大する計画を掲げており、IPP事業を含め多数の新規地熱発電所建設の計画が進められています。今回営業運転を開始したオルカリア1号および4号地熱発電所はその一環として建設され、現在の同国の総発電設備容量の約20%に相当する28万キロワットの電力を供給するもので、ケニア最大の地熱発電所となります。

 当社は、1966年に日本国内初となる岩手県松川地熱発電所に2万キロワットの地熱蒸気タービン・発電機を納入して以来、北米、中南米東南アジア、欧州など世界各国に52台、約340万キロワットの地熱発電設備を納入し、世界トップの24%(注1)のシェアを占めています。また、当社は1千キロワットから10万キロワット超まで幅広い地熱発電設備のラインアップを有しており、現在建設中のトルコ・アラシェヒル地熱発電所やインドネシア・サルーラ地熱発電所向けに、地熱蒸気タービンや発電機などの主要機器を受注しています。

 当社は、今後電力需要の拡大が見込まれている中東、東アフリカ地区で計画されている地熱発電案件へ積極的に参画していくとともに、火力発電をはじめ、水力発電風力発電など多様なエネルギーの安定供給に取り組み、同地域の経済発展に貢献していきます。


 注1 出典:Bloomberg New Energy Finance(2014年8月)



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