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オムロン、太陽光発電システム用パワーコンディショナーの重塩害対応タイプを発売
設置場所の拡大を実現した太陽光発電システム用屋外単相パワーコンディショナ
「KP Mシリーズ」の重塩害対応タイプ発売について
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:山田 義仁)は、太陽光発電システム用パワーコンディショナ(以下パワコン):KP Mシリーズ(2012年発売)の重塩害対応タイプ(KP M−S)を2015年6月に発売します。
商品名:パワーコンディショナ
形式:KP55M−SJ4
発売時期(※1)(予定):2015年6月
販売目標(3年間累計):30,000台
商品名:パワーコンディショナ
形式:KP44M−SJ4
発売時期(※1)(予定):2015年6月
販売目標(3年間累計):10,000台
(価格はすべてオープン価格)
■製品の外観
*添付の関連資料を参照
このたび発売する重塩害対応タイプ(KP M−S)は、2012年7月にスタートした再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下:全量買取制度)による太陽光発電システムの普及に伴い、特にニーズが高まっている重塩害地域(※2)への設置に対応するものです。
■主な特長
・重塩害対応で国内をフルカバー
全量買取制度による太陽光発電システムの大量導入に伴い、特にニーズが高まっている海岸線近くへの設置に対応します。当社従来機種では設置が難しかった塩害地域(海岸線から500m以内又は潮風が直接当たる場所)にも設置が可能となり、塩害で設置可否に悩むことなく、どこでも安心してお使いいたくことができます。(※2)
・独自開発ジョイント(※3)で防水性と施工性の両立を実現
従来機種にあった隠蔽配線口を削除し、配線部分は独自開発したジョイントで美観を保ちつつ高い保護構造(防塵・防水規格IP65(※4))の確保を実現しました。従来では、本体の防水コネクタとケーブル接続用のPF管を接続する際、直接接続できなかったため、固定性や作業効率について課題がありました。これを解決するため、防水コネクタとPF管をつなぐジョイントを開発。ゴムスリーブにより防水性を確保し、合わせて施工性の向上も実現させました。
・錆を防止する能力の向上
高性能塗料の塗布により、従来品に対して防錆性能を大幅に向上させました。厳しい環境下でも高い信頼性が維持できます。
※1 現時点での予定です。具体的な発売日・出荷日については販売窓口までお問合せください。
※2 海水の波しぶきが直接当たる場所以外。
ただし、台風などの強風により一時的に海水が飛来する場所については設置可能
※3 特許出願中
※4 日本工業規格(JIS)で規定された電気機械器具の防塵や防水の程度についての等級。
IP65は「粉塵が中に入らない(耐塵形)」「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」ことを満たすもの。
■その他の特徴
・機能/仕様については、ご好評のKP Mの機能をそのまま踏襲。
・太陽光発電の普及に貢献する多数台連系時単独運転防止技術「AICOT(R)」搭載。
当社は、独自の技術AICOT(R)を搭載した屋内外設置型のパワコンを品揃えし、関連会社のオムロン フィールドエンジニアリングの140拠点のアフターサービス網と連携しながら、住宅用及び買取制度を利用した公共・産業用の太陽光発電システムの普及に大きく貢献するとともに、エネルギーの変換技術と制御技術を用いて「ムダなく創る・上手に貯める・かしこく使う」をサポートし、お客様のエネルギー効率の最大化に貢献してまいります。
≪関連ページ≫
>太陽光発電用 パワーコンディショナ KPシリーズの詳細はこちら
http://www.omron.co.jp/energy-innovation/product/kp/
>オムロンの環境関連機器ソリューションについての詳細はこちら
http://www.omron.co.jp/energy-innovation/