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不動産経済研究所、1月の近畿圏のマンション市場動向を発表
≪近畿圏のマンション市場動向≫
−2015年1月度−
◎発売は84.8%増の1,314戸、2カ月ぶりに前年同月を上回る。
◎戸当たり価格は8カ月ぶりのダウン。単価は8カ月連続のアップ。
(1)1月の発売は1,314戸、前年同月(711戸)比84.8%増、前月(1,638戸)比19.8%減。
(2)契約率70.9%、前年同月(65.1%)比5.8ポイントのアップ、前月(73.0%)比2.1ポイントのダウン。
(3)1戸当り価格は3,155万円、1m2当り単価は56.9万円。
前年同月比で戸当り価格は320万円(9.2%)のダウン、m2単価は4.3万円(8.2%)のアップ。
前年同月比で戸当り価格は8カ月ぶりのダウン。m2単価は8カ月連続のアップ。
(4)販売在庫数は2,060戸、前月末比34戸の減少(’14年12月末2,094戸、’14年1月末2,163戸)。
(5)即日完売物件(4物件22戸)
[1]アービング布施 1期1次(東大阪市 10戸 2,900万円 42.8万円 平均1倍 最高1倍)
[2]プラウド京都麩屋町御池最終期(中京区 5戸 7,540万円 96.7万円 平均3.6倍 最高10倍)
[3]パークシティ桂ジオ 3期4〜7次(西京区 5戸 3,666万円 48.4万円 平均1倍 最高1倍)
(6)マンション市況の特徴
契約率は12カ月連続の70%超で、販売は好調を維持。
大阪市部は全体比51.6%の高シェア。
狭小タイプ住戸の供給が活発。
☆近畿圏のマンション市場動向(2015年1月度)
(調査対象地域=大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県)
1. 1月の新規発売戸数は1,314戸である。対前年同月(711戸)比603戸、84.8%増、対前月(1,638戸)比324戸、19.8%減である。
2. 1月の地域別発売戸数は大阪市部678戸(全体比51.6%)、大阪府下229 戸(同17.4%)、神戸市部211戸(同16.1%)、兵庫県下85戸(同6.5%)、京都市部48戸(同3.7%)、京都府下24戸(同1.8%)、奈良県6戸(同0.5%)、滋賀県31戸(同2.4%)、和歌山県2戸(同0.2%)。
3. 新規発売戸数に対する契約戸数は932戸で、月間契約率は70.9%。前月の73.0%に比べて2.1ポイントのダウン、前年同月の65.1%に比べて5.8ポイントのアップとなっている。
4. 1月の地域別契約率は大阪市部84.2%、大阪府下72.1%、神戸市部37.0%、兵庫県下41.2%、京都市部79.2%、京都府下50.0%、奈良県66.7%、滋賀県87.1%、和歌山県100%。
5. 1月の1戸当り平均価格、1m2当り単価は、3,155万円、56.9万円である。前年同月比は戸当り価格は8カ月ぶりのダウン。m2単価は8カ月連続のアップ。
2014年12月は3,872万円56.8万円であったので、前月比総額では717万円(18.5%)のダウン、m2単価は0.1万円(0.2%)のアップ。
2014年1月は3,475万円、52.6万円であったので、前年同月比総額では320万円(9.2%)のダウン、m2単価は4.3万円(8.2%)のアップ。
6. 1月の地域別平均価格、1m2当りの分譲単価は以下のとおり。
大阪市部2,996万円、64.0万円、大阪府下3,641万円、46.9万円、神戸市部2,279万円、58.0万円、兵庫県下4,245万円、54.5万円、京都市部4,500万円、60.0万円、京都府下3,633万円、48.1万円、奈良県4,063万円、47.6万円、滋賀県3,405万円、45.3万円、和歌山県2,765万円、38.4万円。
7. 即日完売は22戸(全体の1.7%)、フラット35 登録物件戸数は827戸(同62.9%)であった。
8. 1月末現在の継続販売在庫数は2,060戸で、2014年12月末現在の2,094戸に比べて34戸の減少。
9. 2015年2月の発売戸数は1,800戸程度の見込みである("14年2月1,653戸、"13年2月2,116戸、"12年2月1,394戸、"11年2月1,501戸)。
※以下の資料は添付の関連資料を参照
・II.新規物件特性分析(2015年1月末現在)
・II.新規物件特性分析(2014年1月末現在)
・1.タイプ別戸数
・1.価格帯別戸数
・図−1.新築マンション価格の推移(首都圏・近畿圏)2012年1月〜2015年1月
・図−2.契約率の推移(首都圏・近畿圏)2012年1月〜2015年1月
・図−3.月間発売戸数の推移(首都圏・近畿圏)2013年1月〜201年1月