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積水化成品、融雪ヒーターが秋田新幹線新型車両「E6系こまち」に採用

2015-02-18

融雪ヒーターが秋田新幹線新型車両「E6系こまち」に採用


 積水化成品工業株式会社(本社:大阪市北区西天満2−4−4 社長:柏原正人)の、PTCセラミックスヒーターの技術を活かした融雪ヒーターと「ピオセラン」(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)製断熱材が、秋田新幹線新型車両「E6系こまち」の台車周辺部着雪防止ヒーターとして採用されました。


1.採用に至る経緯
 秋田新幹線は、積雪地域を走ることから、車輪後部の車体に、雪の付着を繰り返します。付着した雪は氷化し、落下飛散の可能性が懸念されていました。そこで、2009年より川崎重工業(株)様と基礎試験、実装試験を行い、付着箇所における融雪ヒーターの融雪性能の安定と、熱が逃げにくい断熱材の検証を進めてきました。その結果、2013年3月より営業運転を開始した秋田新幹線新型車両「E6系こまち」に採用されました。


2.当社の融雪ヒーターと断熱材
 電力量を自己調整するPTCセラミックヒーターと、車両燃焼試験に耐える断熱材とを複合させ、熱効率を適正化した商品として提供しております。

1)融雪ヒーター
 当社融雪ヒーターの特長は、電力量を自己調整するPTCセラミックヒーターで、各部の温度ムラを低減し、必要に応じた出力調整が可能なことです。電力量を周囲温度に応じて自己制御することにより、サーモスタットなど別途の制御機器を必要としません。
 同型の融雪ヒーターは、東北新幹線の新青森駅屋根などの融雪パネルヒーターとしても採用実績があります。

2)断熱材
 当社の「ピオセラン」(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)製断熱材は、形状の寸法安定性、高耐熱性能を兼ね備えています。今回は、波型にしたピオセラン成形品の中に融雪ヒーターを組み込むことで、必要な面に効率よくPTCセラミックヒーターの熱を伝えることが可能です。

3)今後の展開
 今後、積雪地域向け在来線車両等、鉄道分野への採用拡大を目指してまいります。


 ※参考画像は添付の関連資料を参照


以上




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