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SUS、架台用アルミ構造材「ZF(ゼットエフ)」を2015年春に発売開始

2015-02-05

木造建築の伝統技術を応用し、生産現場にソリューションを提供
架台用アルミ構造材ZF、2015年春に発売開始
―進化したアルミの剛接合。軽さ、優れた加工性に加えて、鉄同等の耐振動を実現!―


 FA向けアルミ製機器製品および機械装置の設計開発、製造、販売会社であるSUS株式会社(本社:静岡県静岡市 代表取締役社長:石田保夫)は、架台用アルミ構造材「ZF(ゼットエフ)」の発売開始を決定しました。発売日は2015年春を予定しています。
 本製品は軽量で高い精度を誇り、優れた耐食性を発揮するアルミの特性を生かしつつ、鉄に迫る剛性を実現したことで、精密なロボット作業の多い半導体メーカーをはじめ、自動車メーカーから食品メーカーまで、幅広い業界での利用が想定されます。

 「ZF」はアルミの特性と、お客さまとともに現場の改善活動に取り組んできた経験、そして建築用構造材の供給で培った建築構造学の知見を融合して開発した、SUSの総合力を示す製品です。
 工場などの装置架台(※画像(1))は荷重や振動による変形・たわみが大敵で、鉄製が主流でした。「ZF」では、大きな力が掛かる接合部(※画像(2))の構造に木造建築の伝統技術"二方差し"を応用し、さらに温度差による伸縮が大きいアルミの特性を生かした製法で、剛接合を実現。また、たわみに強いフレームを追究する中、柱と梁(※画像(3))で受け持つ力の役割が異なることに着目し、役割に合わせた断面形状としました。これらを組み合わせ、同等サイズの鉄製溶接架台に迫る高い剛性を発揮します。
 アルミ本来の持つ軽さと優れた加工性から、レイアウト変更などにも対応しやすく、現場のニーズにマッチしたサイズの架台を高い精度でつくれることも大きな利点です。一般的な鉄角パイプに比べて価格や納期の面でもメリットが出ます。

 本製品により、自動化設備のカバー用途など荷重の掛からない部分だけでなく、剛性を必要とする架台としてもアルミ構造材を適用できるようになることで、工場内において軽く、クリーンでエコなアルミがより多くの場面で使用できるようになります。生産現場の生産効率向上やカーボンフットプリント削減にも貢献していくことが期待されます。

 ※画像(1)〜(3)・参考資料は添付の関連資料を参照



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静岡県 半導体 静岡市 荷重 特性 FA

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