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矢野経済研究所、クレジットカードショッピング市場に関する調査結果を発表
クレジットカードショッピング市場に関する調査結果2014
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にてクレジットカードショッピング市場の調査を実施した。
1.調査期間:2014年7月〜12月
2.調査対象:国内の主要クレジットカード発行会社、スマートフォン決済ソリューション提供事業者等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリングを併用
<クレジットカードショッピング市場とは>
本調査におけるクレジットカードショッピング市場は、国内のクレジットカード会員が国内外にてクレジットカードを使用したショッピング取扱高ベースで算出した。
【調査結果サマリー】
◆2013年度のクレジットカードショッピング市場規模は約42兆円、前年度比108.7%と拡大基調
2013年度のクレジットカードショッピング市場規模(クレジットカードショッピング取扱高ベース)は約42兆円(前年度比108.7%)であった。消費者のクレジットカード利用に対する抵抗感が下がり、さまざまな店舗での利用機会が増加したことや、EC(電子商取引)市場などでのクレジットカードの利用領域が拡大したことに加え、カード会社各社によるクレジットカードの稼動率向上への取り組みにより、拡大基調が続いている。
◆スマートフォン決済ソリューションビジネスが拡大
スマートフォンの普及を背景に、スマートフォンやタブレットなどを従来端末よりも比較的低価格で簡易なクレジットカード決済端末として利用できるソリューションを提供するビジネスが拡大している。いずれのサービスでも、スキンジャケット型やドングル型のハードウェアをスマートフォンやタブレットと接続し利用するが、生命保険や損害保険の外交員や宅配便業者、飲食店チェーンやレストランでのテーブル決済などで需要が高まっている。従来、クレジットカード決済サービス未導入であった中小企業や個人事業主の間で導入が増えていくと考える。
◆加盟店の裾野の広がりやキャッシュレス化の推進を背景に、2018年度のクレジットカードショッピング市場規模は約63兆円に達すると予測
2020年の東京オリンピックに向けて加盟店の裾野が広がることやキャッシュレス化の浸透により、クレジットカードショッピング取扱高は堅調に拡大するとみる。加えて、公共料金や学費、寄付金など非消費分野におけるクレジットカード決済が拡大し、2018年度のクレジットカードショッピング市場規模(クレジットカードショッピング取扱高ベース)は、約63兆円に達すると予測する。
【資料発刊】
資料名:「2014年版 クレジットカード市場の実態と展望」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C56117100
※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照