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日本軽金属、東陽理化学研究所の株式を追加取得し子会社化
株式会社東陽理化学研究所の子会社化について
日本軽金属株式会社(東京都品川区、社長:岡本 一郎、以下日軽金)は、株式会社東陽理化学研究所(新潟県燕市、社長:島倉 武、以下東陽理化)の発行済株式の28%を追加取得し子会社化(合計出資比率51.6%)するため、主要な株主との間で株式譲渡契約を締結し、実行しましたので、下記の通りお知らせ致します。
記
1.子会社化の背景と目的
日軽金は、「アルミにこだわり、アルミを超えていく。」をコーポレートスローガンとして、創業以来、アルミニウムの原料から加工製品に至るまで、幅広い製品を扱ってきたアルミ総合メーカーです。
一方、東陽理化は、非鉄金属加工において世界トップレベルの優れた表面加飾技術とハイレベルな品質管理を有し、金型設計からプレス、溶接、組立、表面処理、完成品までを一貫生産ラインによって製造する金属加工の総合メーカーです。
東陽理化とは、2011年9月から業務提携を開始し、2013年11月には東陽理化の発行済株式の23.6%を取得することで持分法適用会社化し、業務・資本の両面で着実に提携関係を構築してきました。
今般、東陽理化を子会社化することで、日軽金グループの国内外における事業ネットワークおよび経営資源と東陽理化の日本および中国における経営資源を積極的に活用することで、シナジーを発揮させ、また、相互の経営資源を融合させるなどの戦略的取り組みを推進することを通じて、さらなる強固なパートナーシップを構築してまいります。
ますます多様化・専門化するお客様の持つニーズに対しては、日軽金グループが得意とする素材技術・ノウハウと東陽理化の保有する非鉄金属加工技術を基盤とし、素材から加工までを一気通貫で捉えた、これまでにない新たな視点で顧客価値を創造し、お客様ニーズを満たす“ソリューション”を提供してまいります。
2.株式会社東陽理化学研究所 会社概要 http://www.toyorikagaku.com/
(1)商号:株式会社東陽理化学研究所
(2)所在地:新潟県燕市杣木1961
(3)代表者:島倉 武
(4)設立年月日:1950年4月5日
(5)資本金:8億5,555万円
(6)従業員数:283名(2014年12月時点)
(7)売上高:64億円(2014年見込み)
(8)事業内容:金属製品製造(情報通信機器筐体関連、光学機器筐体関連、自動車機器、各種容器製品、建材板金製品等)
金属表面処理(ステンレス、アルミニウム、チタニウム等全般)
3.株式取得の概要
(1)追加取得株式数:596,682株
(2)取得日:2015年1月20日
(3)株式取得後の出資比率:51.6%
(4)株式取得後の株式数:1,099,123株
4.その他
東陽理化は中国に子会社を保有しており、その概要は以下の通りです。
(1)会社名:東陽精密機器(昆山)有限公司
(2)登録住所:中国江蘇省昆山経済技術開発区
(3)代表者:小林 一朗
(4)設立年月:2004年3月
(5)資本金:2,800万米ドル
(6)出資者:東陽理化学研究所 70%、Coxon Precise International Ltd. 30%
(7)従業員数:2,140名(2014年12月時点)
(8)売上高:87億円(2014年見込み)
(9)事業内容:IT関連筐体の製造等
以上