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大陽日酸、北米で産業ガスをオンサイトで供給する契約締結
北米での大型オンサイト案件受注の件
大陽日酸株式会社(社長 CEO:市原裕史郎)では、米国100%子会社Matheson Tri−Gas,Inc.(以下MTG)を通じて、Sasol Chemicals(USA)LLC(以下Sasol)の大型エタンクラッカープロジェクトに、産業ガスをオンサイトで供給する契約を締結しましたので、お知らせいたします。
記
Sasolは、南アフリカ共和国のヨハネスブルグに本社を持つSasol,Limitedの子会社であり、米国ルイジアナ州レイクチャールズで総投資額81億ドル、2018年に商業生産開始のエタンクラッカー及び誘導品製造のプロジェクトを計画しています。MTGはこのプロジェクトに対し、酸素・窒素をオンサイト供給する契約をこのたび締結しました。
MTGは新たに大型空気分離装置を建設し、Sasolへ酸素・窒素ガスをパイピングで供給するとともに、アルゴンを含めた液化ガスも生産し、周辺地域におけるその他のユーザーへも産業ガスを供給する計画です。
大陽日酸及びMTGでは、本件が米国で初めての大型オンサイト供給案件であり、米国では今後もシェールガスを原料とする大型石化プラントの建設が期待されます。
MTGでは、専門チームを設け、米国での酸素・窒素及び水素のオンサイトビジネス獲得を目指し取り組んでいます。大陽日酸が日本国内で培ってきたプラントエンジニアリングの技術力及びオンサイト供給の知見も活かし、今回の大型案件を皮切りに、海外でのオンサイトビジネス拡大に努めてまいります。
以上