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島津製作所、マレーシアに販売会社と分析計測機器の新製造拠点を設立
島津製作所、マレーシアに販売会社を設立 分析計測機器の新工場も2016年に稼動予定
−ASEAN・インド地域での事業体制を強化−
株式会社島津製作所(本社:京都市中京区、社長:中本 晃)は、近年大きな経済成長を見せ、今後も高い成長が見込まれるASEAN・インド地域における事業体制を強化するため、当社100%出資子会社である現地法人SHIMADZU(ASIA PACIFIC)PTE LTD.(本社:シンガポール、社長:井村公信、以下 SAP)100%出資の販売会社(当社の孫会社)をマレーシアに設立し、このたび営業を開始しました。さらに、同じくマレーシアに分析計測機器の新製造拠点を設立し、製造と販売の両面で機能を強化します。新工場は2015年10月着工、2016年7月完成、2016年12月に稼働開始予定です。
ASEAN・インド地域は、当社の中期経営計画(2014年度〜2016年度)において2016年度に220億円の売上を計画する主要成長市場です。現地のニーズに対応したタイムリーな製品供給と充実した販売体制を整え、同地域の成長力を確実に取り込むための事業基盤の構築を進めます。
【マレーシアにシンガポール現地法人100%出資の販売会社を設立】
マレーシアではこれまで、分析計測機器は現地代理店を通じて販売を行っていましたが、このたび現地に新会社「Shimadzu Malaysia Sdn.Bhd.」(略称:SML)を設立し、直販・直サービス体制を確立しました。食品、製薬、石油化学等の市場において高速液体クロマトグラフ等の汎用分析装置の直販を開始して販売を強化すると共に、大型機種や試験機、非破壊検査機器については引き続き現地代理店の専門性を生かした販売を行い、顧客の利便性とブランドイメージのさらなる向上を目指します。
医用機器は2000年よりSAP社マレーシア支店を開設して直販体制をとっていましたが、新販社の医用部門として吸収・統合します。マレーシアでは当社のX線装置は、その品質と充実したサービスから高い評価を得ており、シェアは25%、特に病院向けの汎用X線装置では50%以上を占めています。今後はハイエンド装置である血管撮影システムの販売とクリニック市場の開拓を強化していきます。
新体制により、マレーシアにおいて2018年には分析計測機器1,505万ドル、医用機器520万ドルの合計約2,025万ドル(2013年比 約2倍)の売上を計画しています。
■販売子会社の概要
1.名称:Shimadzu Malaysia Sdn.Bhd.(略称:SML)
SHIMADZU(ASIA PACIFIC)PTE LTD.(略称:SAP)100%出資
2.資本金:950万リンギット(約3億400万円、1リンギット=32円)
3.本社所在地:マレーシア セランゴール州、プタリンジャヤ市、ヌーベル・インダストリアル・パーク2
4.事業所面積:約945m2 うちアプリケーションラボ160m2
5.代表者:社長 西中浩二
6.人員:初年度44名(代表者1名、汎用分析19名、医用16名、管理部門 8名;うち日本人 1名)
7.業務内容:マレーシアでの分析計測機器、医用機器の販売・サービス
8.年間売上高:2018年計画 約2,025万ドル
9.営業開始日:2015年1月2日
【マレーシアに分析計測機器の新製造拠点を設立、2016年生産開始】
SAP社よりアジア・インド地域およびオセアニア向けに販売する分析計測機器の生産拠点をマレーシアに新設し、市場対応力、規制対応力を強化してタイムリーな製品供給を行います。SAP社の主力販売機種であり、今後も大きな市場の伸びが見込まれる高速液体クロマトグラフ(Prominence、Prominence−iシリーズ、Nexera)および紫外可視分光光度計(UV−1800)の生産を2016年より開始し、順次生産品目と業種の拡大を行います。液体クロマトグラフの一部製品についてはSAP社以外にも中東・アフリカを管轄する海外子会社に向けても供給します。品質、価格およびリードタイム共に競争力のある製品供給体制を整え、中長期的な事業拡大を図ります。
<ご参考:SHIMADZU(ASIA PACIFIC)PTE LTD.について>
1.名称:SHIMADZU(ASIA PACIFIC)PTE LTD.(略称:SAP)
当社100%出資
2.資本金:3,150千シンガポールドル
3.代表者:社長 井村公信
4.業務内容:アジア・オセアニア地域販売子会社の統括、計測機器および医用機器の販売
5.設立日:1989年11月
・島津製作所の海外拠点についてはこちら
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/sub.html#oversea