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大日本印刷など、アプリ開発のバックエンド機能を汎用化したクラウドサービスを提供
大日本印刷 Kii
スマホ向けアプリ開発のバックエンド機能を汎用化したクラウドサービス
『Device Backend by Kii』の提供を開始
・参考資料は添付の関連資料を参照
大日本印刷株式会社(DNP)とKii株式会社は、スマートフォン用などのモバイルアプリケーション(アプリ)の開発・運用に求められる汎用的なバックエンドシステムの機能をAPI(*1)で提供するBaaS(*2)型のクラウドサービス「Device Backend by Kii」の提供を2月1日に開始する予定です。
*1:API(Application Programming Interface):ソフトウェアの機能やデータなどを複数のプログラムで利用するための手順やフォーマットなどを定めた規約
*2:BaaS(Backend as a Service):アプリの運用などのための汎用的なサーバ機能を提供するクラウドサービス
【開発の背景】
スマートフォンが普及し、今後はネットワークで繋がった情報機器を利用したIoT(*3)やM2M(*4)などのサービスが拡大すると予想されるなか、スマートフォン向けアプリ開発のスピードアップとコスト削減が求められています。
このニーズに対してDNPとKiiは、スマートフォン向けアプリや各種サービスの開発に必要な汎用的なバックエンド機能を装備したプラットフォームを提供します。アプリ開発者は画面デザインや操作のインターフェイスなどのフロントエンド側の開発に注力できるため、アプリや情報サービスの開発をより迅速に、より低コストで行うことができます。当サービスは、高い情報セキュリティと耐震性を備えたDNP柏データセンターで運用するため、導入企業は安心して利用できます。
*3:IoT(Internet of Things):住宅設備や消費材など、情報機器以外のモノをインターネットに接続して行うサービス
*4:M2M(Machine to Machine):ネットワークに接続した機械同士がデータ交換して、制御などを行うサービス
【「Device Backend by Kii」の機能】
1.会員管理:ユーザー登録(サインアップ)、ログイン/ログアウト、グループ管理、SNS(Twitter、Facebook)認証、SMS(ショートメッセージ)による電話番号認証、メールアドレス認証などの各種会員管理と認証が行えます。
2.プッシュ通知:運用者から会員へのメッセージ、アップデートやお買い得情報などのメッセージ、ユーザー間同士の交流などを、管理用のポータル画面での簡単な設定によって配信します。
3.データ管理:各種フォーマットのデータの保存・整理・共有・同期・検索、画像や動画などのファイルのアップロード/ダウンロード、ファイル公開の制限設定を運用者が管理画面で容易に行えます。
4.位置情報:スマートフォンの位置情報に基づくデータの取得や検索を行い、その場所に最適な情報の配信など、位置情報と連動したさまざまな機能の提供を可能にします。
5.Things(モノ)管理:スマートフォンだけでなく、アプリを搭載してインターネットに接続したIoT用の“モノ”(ウェアラブルデバイスなど)からも、上記機能を利用できます。
詳細はこちらをご覧ください:http://www.dnp.co.jp/cio/solution/detail/10104252_5309.html
【価格(税抜き)】
初期導入費用:5万円、月額利用料:10万円
※上記費用での月間最大値:API1,500万コール、プッシュ500万通知、ストレージ20GB、ダウンロード1,000GB
<超過料金>APIコール 100万件ごとに1,200円、プッシュ通知 100万件ごとに800円、ストレージ 1GBごとに9円、ダウンロード 1GBごとに20円
【今後の取り組み】
DNPは、会員サービス、流通販促、業務システム、ゲームやエンタメなどのアプリサービスについて、低コストでの迅速なスタートを実現するとともに、既存のアプリサービスに会員管理やプッシュ配信通知、位置情報などのバックエンド連携機能を追加したい企業などに本サービスを提供していきます。また、Kiiとの連携によってBaaSプラットフォームの継続的な機能拡張と改善に取り組み、2015年度で5億円の売上を目指します。
大日本印刷株式会社
本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
Kii株式会社
本社:東京 社長:鈴木尚志 資本金:3億2,677万円