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米マイクロソフト、「Windows Embedded Compact 7」を提供
マイクロソフト、Windows(R) Embedded Compact 7を提供開始
〜 Windows Embedded Compact 7: マイクロソフトが組み込み機器市場で15年間、リーダーシップと革新を提供し続けてきたWindows Embedded CEプラットフォームの次世代バージョン 〜
マイクロソフトコーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)は本日、次世代のWindows(R) Embedded CEであるWindows Embedded Compact 7の提供開始を発表しました。Windows Embedded CEは現在、業界で広く採用されているプラットフォームです。Windows Embedded Compact 7では、次世代の組み込み機器の開発のための最新テクノロジを活用できます。Windows Embedded Compact 7は、開発者、デザイナー、OEMメーカー各社に多機能なリアルタイムオペレーティングシステム(OS)と豊富なツールセットを提供します。これにより、統合されたスムーズな開発が可能になり、組み込み機器市場への投入スピードを加速させることができます。
マイクロソフトコーポレーションWindows Embedded Business担当 プロダクトマネジメントディレクター ムクンド ガングード(Mukund Ghangurde)は「マイクロソフトは15年前の1996年に、Windows Embedded CEを提供開始し、組み込み業界の拡大に寄与しました。マイクロソフトはWindows Embedded Compact 7のリリースにより、組み込み機器業界におけるイノベーションを牽引し続けます。医療、小売、工業の自動化、シン クライアント、コンシューマー向け電子機器などの様々な分野で、フットプリントが小さく、多機能な次世代の接続端末が開発・提供されるでしょう」と述べています。
Windows Embedded Compact 7の提供は、フットプリントの小さい、広範なコンシューマー/企業向け機器のためのリアルタイムOSである Windows Embedded CEのリリースに始まった、15年にわたる組み込み業界における革新的リーダーシップを示すものです。Windows Embedded CEは、多種多様な業界向けの組み込み機器開発を行うOEMメーカーに、統合化された開発ツールセットを提供するために包括的に設計されました。Windows Embedded Compact 7はその実績を踏まえて開発されたプラットフォームで、対称型マルチプロセッシングをサポートし、Silverlight(R) for Windows Embedded ユーザーインターフェイスフレームワークを備えています。こうしたテクノロジは次世代の組み込み機器市場への投入を迅速化、効率化します。また、組み込み機器の開発者やデザイナーは、PCの洗練されたソフトウェア環境を組み込み機器に拡張することが可能になります。
Windows Embedded Compact 7は以下の機能やサービスを提供します:
●エンタープライズ ユーザーによる情報への容易なアクセス: Microsoft AirSync、Microsoft Exchangeのサポートによる外部からの会社のメール、カレンダー、アドレス帳への接続。Microsoft OfficeおよびAdobe PDFのビューアーによる重要なドキュメントの参照。Windows Device StageによるPCと組み込み機器間のデータやメディアのやり取り
●OEMによる高度なコンシューマー機器の開発:家庭と職場のネットワークで音楽/写真/動画をスムーズに共有するためのDLNAおよび新しいメディアライブラリを備え、ネットワーク接続された機器をまたいでHDおよびマルチメディアコンテンツを共有、管理できるリッチかつコネクテッドなエクスペリエンスを実現
●OEMおよび開発者のためのリソースの活用: AARMおよびx86 アーキテクチャでのARM v7ベースのアーキテクチャ、SMP(対称型マルチプロセッシング)のサポートにより、業績に貢献し、信頼性が高く、差別化された組み込み機器の市場投入をより迅速化
●信頼性の高いブラウジング体験:Adobe Flash 10.1を統合した新しいInternet Explorer(R)とPlatform Builder、Visual Studio(R)、Expression Blend(R)、Silverlight for Windows Embeddedユーザーインターフェイスフレームワークを含む総合的な開発ツールを備えています。
Windows Embeddedは、さまざまな場面においてリッチなエクスペリエンスを提供するというマイクロソフトの戦略の中核として、製造業におけるフットプリントの小さい組み込み機器のための機能やサービス、エクスペリエンスの開発を可能にします。Windows Embedded Compact 7は、イノベーションとユーザーエクスペリエンスの向上を促し、包括的な“Windowsの世界”へのつながりを実現する高性能組み込みソフトウェアおよびサービスの提供を目指すマイクロソフトの姿勢を体現するプラットフォームです。Windows Embedded Compact 7の開発者向け試用版については http://www.windowsembedded.jp/c7 を参照してください。
<添付資料1>
※添付の関連資料を参照
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoft、Windows、Silverlight、Internet Explore、Visual Studio、Expression Blendは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。