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大日本印刷、チャック付きパウチの開閉を容易にする「段差レーザーカットパウチ」を発売

2014-12-26

チャック付きパウチの開閉を容易にする
『段差レーザーカットパウチ』を発売

開口部にレーザーカット加工で、段差を付けてつまみやすく


 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、開口部にレーザーカット加工を施して段差をつけることで開閉を容易にしたチャック付『段差レーザーカットパウチ』を開発し、本格的な販売を開始しました。


【開発の背景】
 チャック付きパウチは、開封後も何度も封をして保存できるという利便性から、菓子・食品・医薬品などのさまざまな用途で使われています。しかし再開封時に、2枚のフィルムが密着してしまい、開けづらいことが課題にありました。特に高齢者の方は、指先が滑りやすく、細かな開封作業が負担となることなど、開口部をつまみやすくしたいというニーズがありました。DNPでは、多くの人にとっての使いやすさを提供する“ユニバーサルデザイン”に積極的に取り組んでおり、今回このニーズに対し、チャック付パウチの開閉を容易にする『段差レーザーカットパウチ』を開発しました。


【『段差レーザーカットパウチ』の特徴】
 段差レーザーカットパウチは、商品購入後最初に開封すると、表側のフィルムが細長い楕円状に、裏側のフィルムが直線の形状で切れるため、2枚のフィルムに段差ができます。これまでのチャック付パウチは、表も裏も同様に直線的に切れる様になっていましたが、逆転の発想で段差をつけたことによって指先でつまみやすくなり、従来よりも容易に再開封することができます。今回、最適なフィルム選定と、安定した製造が可能な開けやすい段差形状の設計、レーザーカット加工技術の確立を実現しました。なお、DNPはこれらの発明に関する特許を取得済みです。

 段差レーザーカットパウチはさまざまな用途や袋の形状に対応できます。内容物の保護やフィルムの引き裂き易さなどに留意し、表面の基材にPETフィルムを、バリア層にアルミ箔を使用しています。


【受賞実績】
 本格販売に先駆け、株式会社やずやの「熟成やずやの香醋」で段差レーザーカットパウチが採用されました。この商品はユニバーサルデザインパッケージとして評価され、第52回ジャパンパッケージングコンペティションにて、社団法人日本印刷産業連合会 会長賞を受賞しました。

 ※参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照


【今後の展開】
 DNPは、段差レーザーカットパウチを食品・医薬品メーカーを中心に販売し、2016年までに3億円の売上を目指します。


 ※参考画像は添付の関連資料「参考画像2・3」を参照



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