Article Detail
帝人、韓国でセパレータ「LIELSORT」の第2系列を増設し稼働開始
新たな高収益事業の創出に向けた「発展戦略」の展開
革新的セパレータの第2系列が稼働開始
帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)は、自社開発による革新的セパレータ「LIELSORT(リエルソート)」について、このたび需要の増大に対応するため、韓国にある生産会社に第2系列を増設し、12月24日より稼働を開始することとしました。
※参考画像は添付の関連資料を参照
当社は、ポリエチレン基材に、耐熱性に優れるメタ系アラミド「コーネックス」、および電極との接着性や耐酸化性に優れるフッ素系化合物、それぞれをコーティングした2種類の革新的なLIB用セパレータを開発し、韓国に設立した生産会社「Teijin Lielsort Korea Co.,Ltd(テイジン・リエルソート・コリア、本社:韓国牙山市)」、および販売会社「Teijin Electronics Korea Co.,Ltd(テイジン・エレクトロニクス・コリア、本社:韓国ソウル市)」を通じて、「LIELSORT」のブランド名で展開しています。
「LIELSORT」は、既に複数のグローバルトップブランドのスマートフォンやタブレットPC向けのLIBに採用されており、事業展開を加速していますが、このたびの第2系列の稼働により生産能力は倍増し、今後さらに増大していく需要に対応することができます。また、さらなるLIBの安全性向上というニーズに着目し、現在、耐熱性と接着性を高めた新しいタイプの「LIELSORT」の開発を進めており、これらの評価を迅速に進めることも可能となります。
「LIELSORT」は、帝人グループが長年培ってきた高分子化学技術により優れた性能と効率的な製造を実現した革新的セパレータで、このたびの生産増強は、修正中期計画に掲げた「発展戦略」の一環となる取り組みです。今後は、強固な営業基盤を活かしてエンドユーザーのニーズを先取りするとともに、電池性能を向上させる技術革新を進めることで、次世代LIB用セパレータのデファクトスタンダード化を図り、2020年には200億円の売上を目指します。
関連リンク
>リチウムイオンバッテリーセパレータ
http://www.teijin.co.jp/rd/technology/separator/