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三菱電機、高い省エネ性を実現したビル用マルチエアコンのリプレースタイプを発売

2014-12-20

業界トップの省エネを実現し、リプレースタイプを新たにラインアップ
三菱電機 ビル用マルチエアコン「グランマルチ」新製品発売のお知らせ


 三菱電機株式会社は、ビル用マルチエアコンの新製品として、業界トップ(※1)の高い省エネ性を実現し、冷房運転できる外気温度の上限を52℃まで拡大するとともに、リプレースタイプを新たにラインアップした「グランマルチ」シリーズ31機種を、2015年3月2日に発売します。
 ※1:2014年12月17日現在当社調べ、APF2006の基準において

 *製品画像などは添付の関連資料を参照

<「グランマルチ」について>
 ビル用マルチエアコンにおいて世界で初めてアルミ扁平管熱交換器を採用し、高い熱交換効率による省エネを実現する2013年10月発売の最上位シリーズ

<新製品の特長>
1.業界トップの通年エネルギー消費効率(APF)により、年間電気代を削減
 ・アルミ扁平管熱交換器採用で、リプレースタイプも含め、2015年4月からトップランナー制度として適用される省エネ基準値を上回る業界トップ(※1)のAPFを達成し、年間電気代の削減とCO2排出量抑制を実現

2.業界初、52℃の外気温度でも冷房運転が可能
 ・冷媒の圧力制御の最適化により、冷房運転できる外気温度の上限を現行シリーズの50℃から、業界で初めて(※2)52℃まで拡大
 ※2:2014年12月17日現在当社調べ。国内ビル用マルチエアコンにおいて

3.リプレースタイプを新たにラインアップし、省工事と短工期を実現
 ・既設配管が流用できるリプレースタイプを新たにラインアップし、省工事と短工期を実現
 ・リプレースタイプでは従来43℃までだった冷房運転できる上限を52℃まで拡大

<発売の概要>

 *添付の関連資料を参照

<発売の狙い>
 昨今の節電需要の高まりを受け、ビル設備では消費電力量の約5割(※4)を占める空調機の省エネルギー化が求められています。また、ビル用マルチエアコンは現在、全需要の約半分がリニューアル需要となっています。
 当社は今回、アルミ扁平管熱交換器の採用により高い省エネ性を発揮するビル用マルチエアコン「グランマルチ」をモデルチェンジし、さらなる省エネ・節電に貢献します。また、古い空調機を更新する際、既設の冷媒配管を再利用して短工期・省コストで高効率な空調機に入れ替えできるリプレースタイプも新たにラインアップします。省工事かつ省エネ性に優れた製品の発売により、高まるリニューアル需要に対応します。
 ※4:省エネルギーセンターホームページ「ビル用途別エネルギー消費先比率(参考)」より

<特長の補足>
1.業界トップの通年エネルギー消費効率(APF)により、年間電気代を削減
 昨年発売の「グランマルチ」から引き続きアルミ扁平管熱交換器を採用して熱交換効率を高めたことで、実運転時に高い割合を占める低負荷から中負荷の運転でも高効率な運転ができます。
 これにより、新たにラインアップしたリプレースタイプを含め、トップランナー制度として2015年4月から適用される省エネ基準値を上回る、業界トップ(※1)のAPFを実現します。

 *図1は添付の関連資料を参照

【APF(通年エネルギー消費効率)について】
 現行の省エネ法の基準値であるCOPの算出条件は、冷房時の外気温が35℃、暖房時の外気温が7℃とされており、1年の中の極めて限られた条件下において計算された省エネ指数でした。
 それに対して、2015年以降の省エネ基準値であるAPFは、年間の総合負荷における効率をもとに算出する、より実際の運転状態に近い指標になっています。APFの向上を図るためには、低負荷から中負荷領域での性能向上を図る必要があります。

 *図2は添付の関連資料を参照

【アルミ扁平管熱交換器の特長】
 配管形状の扁平化により、風の通りを維持しながら配管本数を増やすことができ、フィンと配管が接触する面積が拡大することにより、熱交換効率を高め省エネ性能が大幅に向上します。

 *参考画像は添付の関連資料を参照

2.業界初、52℃の外気温度でも冷房運転が可能
 圧縮機の制御により冷媒の圧力を最適化し、冷房運転可能な上限温度を現行シリーズの50℃から業界初の52℃まで拡大しました。都市部でのヒートアイランド現象、室外機の集中設置などによる室外機の周囲温度の上昇にも対応できます。

 *図3は添付の関連資料を参照

3.リプレースタイプを新たにラインアップし、省工事と短工期を実現
(1)グランマルチに既設冷媒配管が流用できるリプレースタイプを新たにラインアップ
 既設配管の再利用により配管の省工事化を実現します。また、配管洗浄において、当社独自の「気液二相洗浄方式」により、液冷媒と冷媒ガスを同時に流して、鉱油の回収時間を短縮できます。また、冷媒自動チャージ機能により、冷媒充填を自動で行い、短工期を実現します。

 *図4・5は添付の関連資料を参照

(2)省エネ性能の改善と、高外気時の冷房可能運転範囲の拡大
 リプレースタイプにもアルミ扁平管熱交換器を採用し、業界トップ(※1)の省エネ性能を実現します。
 また、従来43℃までだった冷房可能運転範囲を52℃まで拡大します。


<その他の特長>
1.耐塩害性能を発揮する熱交換器を標準装備
 熱交換器の耐蝕性処理により、標準仕様でも耐重塩害仕様の熱交換器と同等の優れた耐久性を発揮(※5)します。
 ※5:耐塩、耐重塩害仕様の製品の場合は、別途パネル等への塗装が必要

2.第一分岐以降の配管施工を最大90mまで延長可能
 室外機から出た配管の最初の分岐から、室内機までの距離を最大90mまで延長(※6)でき、設計の自由度が高まります。
 ※6:40mを超える室内ユニットの液管径は1サイズアップが必要

3.高調波発生量の抑制により高調波対策に必要な措置を軽減可能
 高調波抑制対策技術指針の改定(※7)に伴い、高調波対策の検討要否を判定する条件が認定されています。例えば条件の1つである、高調波発生機器の6パルス換算係数が1.8以下であることを全機種で満たしているため、空調機にアクティブフィルターの設置が不要になるなど、高調波対策のコストを軽減できます。
 ※7:JEAG9702−2013

<製品担当/資料請求先>
 三菱電機株式会社 冷熱システム製作所 営業部 空調営業課
 〒640−8686 和歌山県和歌山市手平六丁目5番66号
 TEL 073−436−9815
 FAX 073−428−9016






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