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パナソニック、ベンチャー支援制度を活用しソフト開発・販売などを行う新会社を設立
パナソニック・スピンアップ・ファンドによる会社設立
新会社「SecuLynx株式会社」を設立
パナソニック株式会社は、企業のネットワークセキュリティに係る機器、ソフトウェアの開発と販売を行う「SecuLynx株式会社」を2014年12月1日に設立。同社は、11日に発足式を実施し本格的に始動しました。
同社は、当社のベンチャー支援制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド」(略称:PSUF)を活用し、機動性を活かした経営で新規事業を創出する狙いで設立しました。情報漏洩リスクを最小限にする製品やサービスを提供することで、企業や家庭に安心・安全を提供することを企業理念にしています。同社は不正機器接続防止製品とVPN解析ソフト製品で蓄積した製品化ノウハウを活用して、ネットワークによる情報漏洩防止を最小限にする製品を市場に提供していきます。当面は企業・法人や官公庁などを対象にした製品販売を重点におき、将来は蓄積した技術やノウハウをネットワーク家電の分野にも応用することを目指しています。
パナソニックは、今後も同制度を通じて、社員の起業家マインドの育成と、社会に役立つ事業の創出に取り組んで参ります。
【パナソニック・スピンアップ・ファンドについて】
「パナソニック・スピンアップ・ファンド」は、新規事業創出、起業家意識の高揚を目的とし、2001年4月よりスタートした社内ベンチャーファンドです。起業家マインドを持った社員の起業を支援し、継続的な成長支援で将来の株式公開も視野に入れた「本流ビジネス」として育て上げ、パナソニック本体にポジティブな変革をもたらすことを目指しています。
<ご参考:パナソニック・スピンアップ・ファンドの概要>
投資資金:1件あたり上限5億円
出資比率:パナソニック51%以上、提案者本人30%〜1%、外部30%以下
事業見極め:3年目単年度黒字、5年目累損解消を基本とする
処遇制度:現行社員で出向
(現行処遇+成功報酬、株式公開時はキャピタルゲインあり)
【SecuLynx株式会社】
所在地:〒103−0027 東京都中央区日本橋2丁目16番11号
日本橋セントラルスクエアビル3階
資本金:9,000万円
社長:久田 正美(ひさだ まさみ)
略歴:1958年12月11日生まれ(56歳)
1984年 松下電工株式会社に入社
松下電工(現:パナソニック)株式会社綜合技術研究所、
松下ネットワークオペレーションズ
(現:パナソニックESネットワークス)株式会社出向、
松下電工 配線器具事業部・情報配線事業推進室、
松下電工 米国研究所、
エコソリューションズ社 技術本部を経て、パナソニック・スピンアップ・ファンドで同社を設立
人員:3名
出資比率:パナソニック株式会社 98%、久田 正美 他社員 2%
事業内容:ネットワークセキュリティに係る機器、ソフトウェアの開発・販売・ライセンス事業
以上