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矢野経済研究所、飲料市場に関する調査結果を発表

2014-12-17

飲料市場に関する調査結果 2014
〜好調が続いた飲料市場も2014年度は夏場の天候不順で減少を予測〜


【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の飲料市場の調査を実施した。

 1.調査期間:2014年8月〜10月
 2.調査対象:飲料メーカー、販売企業等
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに文献調査併用


【調査結果サマリー】

◆2013年度は4年連続で市場拡大するも、2014年度の国内飲料市場は前年度比98.9%の4兆9,770億円と減少を予測
 2013年度の国内の飲料市場規模(牛乳・乳飲料を含む、メーカー出荷金額ベース)は、前年度比101.8%の5兆300億円と4年連続で拡大した。2013年度は梅雨明けが早かったことで7月以降一気に需要が伸び、記録的な猛暑となったことで、飲料メーカー各社の業績はその後も堅調な推移を見せ、市場は拡大した。
 2014年度は、ここ数年成長を後押ししてきた夏場の好天から一転、天候不順が続いたことで、2014年度の飲料市場(牛乳・乳飲料を含む、同ベース)は前年度比98.9%の4兆9,770億円と減少を予測する。

◆2013年度はトクホ飲料の大型新商品が投入され注目を集める
 茶系飲料などが中心であったトクホ飲料(特定保健用食品として許可された飲料商品)であるが、コーラ飲料が発売され、消費者からの一定の支持を得たことで、コーヒー飲料や炭酸飲料といった嗜好飲料にまで品目が増加し、新製品の投入や消費者への提案が広がっている。また、トクホ飲料とともに、摘みたて新茶など高価値素材を使った高価格帯の新商品の投入が増加しており、長く続いた価格競争で疲弊している飲料メーカー各社において、今後は同様の商品投入が増えてくると考える。


【資料発刊】

 資料名:「2014年版 飲料市場の現状と展望」
 http://www.yano.co.jp/market_reports/C56117500


 ※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照



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