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帝人フロンティア、3大汗臭に対応したポリエステル消臭素材「デオフロント」を開発

2014-12-10

「デオフロント(TM)」の開発と販売について


 帝人フロンティア株式会社()本社:大阪市中央区、社長:竹中 哲嗣)は、このたび、3大汗臭(酢酸、アンモニア、イソ吉草酸)に対応した新たなポリエステル消臭素材「デオフロント」を開発しました。
 「デオフロント」は、優れた消臭性能、洗濯耐久性、高い染色堅牢度を持ちながら、ソフトな風合い、優れた吸汗性などの着用快適性も実現した新素材です。
 帝人フロンティアでは、「デオフロント」を2016年春夏向けのスポーツウェア用重点プロモーション素材と位置付け、今後、スポーツ用途を中心として幅広く用途展開し、積極的に拡販を図っていきます。


1.開発の背景

 ■近年、消臭に対する一般消費者のニーズが高まる中、特にスポーツおよびインナーウェア用途では、高い消臭機能を持つポリエステル商品の開発が求められています。
 ■これに対し、従来のポリエステル商品は、消臭性能が低い(一部の汗臭にしか対応できない、洗濯により消臭性能が低下する)、風合いが硬い、吸汗性能が低い、染色堅牢度が低いなどの問題から、充分に市場展開されていないというのが実情です。
 ■3大汗臭に対応する素材としては、従来より、主として天然素材に加工剤を施したものが流通していますが、ポリエステルに同様の加工剤を付与することは困難とされていました。


2.「デオフロント」の特徴
 こうした中、帝人フロンティアは新たな加工剤を開発するとともに、そのナノサイズの分子をコントロールする技術を確立しました。これらの技術開発により、3大汗臭に対して優れた消臭性能を発揮し、優れた洗濯耐久性を有する、新たなポリエステル消臭素材「デオフロント」の開発に成功しました。「デオフロント」の特徴は次のとおりです。

 ■3大汗臭(酢酸、アンモニア、イソ吉草酸)に対応
 ■優れた洗濯耐久性を発揮
  新たに開発した加工剤のナノオーダー化技術により、繊維表面に付着する加工剤や染料の分子を落ちにくくすることが可能となり、30回の洗濯を経ても優れた消臭性能、吸汗性能、高い染色堅牢度を維持することができます。
 ■優れた着用快適性を実現
  加工剤を構成する分子をナノ化することにより、分子がより大きな場合に比べて、繊維本来のしなやかさや柔らかさを維持することができ、ソフトな風合いを実現します。

 ※参考資料は添付の関連資料を参照


3.今後の展開

 ■帝人フロンティアでは、「デオフロント」を定番商品と位置付け、スポーツ用途をはじめとして、インナー、ユニフォームなどの機能性衣料用途、さらには寝具側地などへと幅広く用途展開し、拡販を図っていきます。
 ■初年度は10万m/シーズン、3年後には50万m/シーズンの販売を目指します。




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大阪市中央区 アンモニア 天然素材 帝人

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