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日本ポリプロ、中国シノペック社とポリプロピレン製造技術「ホライゾン」のライセンス契約締結

2011-03-04

ポリプロピレン製造技術(ホライゾン)に関する中国石油化工股■有限公司(シノペック)とのライセンス契約締結について

※■印の文字は人偏に「分」の文字です


 日本ポリプロ株式会社(本社:東京都港区、社長:水野 愛司)は、この度、中国石油化工股■有限公司(以下「シノペック」)と、当社のポリプロピレン製造技術であるホライゾンプロセス(以下「ホライゾン」)をライセンスすることについて合意いたしました。当該合意により、ホライゾンは、シノペック広州分公司(詳細は別紙の通り)が新たに新設する年産20万トンのポリプロピレン設備に採用される予定です。

 ホライゾンは、特にインパクトコポリマー(耐衝撃性共重合ポリプロピレン)の製造において、製品中にゴム成分を多量に含む高性能リアクターTPO(熱可塑性ポリオレフィンエラストマー)の安定生産を可能にする技術です。ホライゾンを用いた当社製品である"ニューコン(TM)"は、バンパーやインスツルメントパネルなどの自動車向けポリプロピレンコンパウンド材の原料として最適な製品であり、そのためホライゾンは多数のプラントに採用されています。

 近年、自動車部材は、品質評価の費用削減や期間を短縮するため、各拠点において原料段階から品質が一定した材料(以下「グローバル材」)を供給することが求められており、自動車向けポリプロピレンコンパウンド材についてもグローバル材として供給することが求められております。

 当社は、これまでに台湾や米国にもホライゾンをライセンスし、これらのライセンス先と製品引取り等の協力関係を構築することで、グローバル材としての供給を可能にしております。しかしながら、今後更なる成長が見込まれる中国において、現地日系自動車メーカーへのグローバル材供給のため原料生産拠点の更なる拡充が重要となっていることから、今回のライセンスを契機に、中国におけるグローバル材の現地生産率の更なる向上に向け、シノペック及びシノペック広州分公司と製品引取り等の協力関係を構築していく予定です。

 当社は、今後もホライゾンのライセンス拡大を積極的に進めてまいります。


以上


<参考資料>

1、シノペック広州分公司概要
 (1)本社:広東省広州市
 (2)規模:原油処理能力 1,320万トン/年,エチレン生産能力 21万トン/年
       現ポリプロピレン生産能力 22万トン/年
 (3)生産拠点:広東省広州市黄埔区


2、ライセンスの範囲:
 (1)プロセスデザインパッケージ等のドキュメント提供
 (2)能力、原単位等の性能保証、
 (3)特許保証


3、ライセンスによる波及効果:
 (1)ホライゾンプロセスの知名度アップによる、他ライセンス・ビジネスチャンスの拡大
 (2)自動車メーカーをはじめとする顧客への販売促進


以 上

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