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構造計画研究所、802.11ac対応のネットワークシミュレーター最新版を提供開始
802.11acに対応したネットワークシミュレータの最新バージョン「QualNet7.3」をリリース
〜無線LAN規格 IEEE802.11ac、LTEモデル H−ARQ機能を正式サポート〜
株式会社構造計画研究所(本社:東京都中野区、代表取締役社長:服部正太)は米国SCALABLE Network Technologies社の通信ネットワークシミュレータ(製品名称:QualNet)について、2014年12月初旬より最新バージョン「QualNet7.3」の提供を開始します。
日本国内で250サイトを超える企業・研究機関・大学研究室に利用され、無線通信の研究開発においてスタンダードなツールとして広く普及しているネットワークシミュレータ「QualNet」に、新たな機能を追加しました。
2014年1月にIEEEにて正式に規格化された次世代の無線LAN規格IEEE802.11acのプロトコルモデルを標準機能として搭載しました。QualNetは既にIEEE802.11nにも対応しており、同種の商用通信ネットワークシミュレータと比較して、IEEE802.11シリーズに追従している唯一のネットワークシミュレータと言えます。
また、機能拡充を継続しているLTEモデルにおいては、H−ARQ(Hybrid−Automatic Repeat reQuest)機能を追加しました。加えてお客様のモデリング作業をより円滑にするためのインターフェースの改良、分析作業をサポートする統計機能も強化しました。
これらの機能追加によって、お客様がより現実的な条件下でネットワーク性能を評価できるようサポートいたします。
■展示会への出展情報
QualNetおよび関連製品は、以下の展示会でご覧いただけます。
【マイクロウェーブ展2014】
日時:2014年12月10日(水)〜12月12日(金)10:00〜17:30(※最終日のみ17:00終了)
場所:パシフィコ横浜(ブース番号B62)
詳細:マイクロウェーブ展2014公式サイト http://apmc-mwe.org/mwe2014/kigyo/data/A03900.html
■QualNetについて
QualNetは、ネットワークデバイスや通信アプリケーションの開発初期段階において、仮想ネットワーク空間を用いたシミュレーションをリアルタイムもしくはそれ以上のスピードで実行できる唯一のモデリング&シミュレーションツールです。評価対象のネットワークは数千〜数万ノード規模に対応可能です。シミュレーション対象となる通信システムモデルには、WiFi(IEEE802.11)やセンサーネットワーク(IEEE802.15.4)などの中短距離通信システム、UMTS、LTEやWiMAX(IEEE802.16)などの長距離通信システム、さらに衛星通信システムなど175種類におよぶ通信方式やプロトコルモデルがC++のソースコードの形で提供されています。このため、オリジナルなモデルを構築したり、既存モデルをカスタマイズしシミュレーションに反映したりと、研究開発をさらに前進させることが可能になります。
QualNet 日本語公式サイト:http://www.kke.co.jp/qualnet
■会社情報:株式会社構造計画研究所(http://www.kke.co.jp)
構造計画研究所は1956年に建物の構造設計業務からスタートし、それら人工構築物を取り巻く自然現象(地震、津波、風など)の解析やシミュレーションを行う業務を手がけ、さらにはソフトウェア開発をはじめとする情報通信分野、CAD/CAEなどの製造分野、そして人間の意思決定支援分野にまで事業領域を広げてきました。当社は知の循環から生まれる「工学知」を用いてより高い付加価値を提供する知識テクノロジー企業として、また「Professional Design&Engineering Firm」として、組織や社会が抱える課題を解決いたします。現在は、特に注目する領域を「Public」「Local」「Global」の3つのキーワードとして、ビジネスを展開していきます。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標又は登録商標です。