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アデランス、東工大と新人工毛髪の研究・開発に関する学術契約を締結

2014-12-05

東京工業大学と新人工毛髪の研究・開発に関する学術契約を締結
次世代の人工毛髪研究・開発を支援


 株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:根本 信男)は、2014年12月1日、東京工業大学(本部:東京都目黒区、学長:三島 良直)と、新人工毛髪の研究・開発に関する学術契約を締結しました。これまで進めてきた研究開発をさらに進め、次世代の人工毛髪開発に協力して取り組んでいきます。

 アデランスは、これまで10年に渡り東京工業大学大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻の鞠谷雄士(=きくたにたけし)教授から、人工毛髪の原料となるナイロンやポリエステルなど高分子素材の研究開発支援を受けてきました。2006年に製品化した「バイタルヘア」(特許登録番号 第5127443)では、構造上の最大の特徴でもある「芯・鞘構造」の設計など数多くの協力を頂いています。
 今回、こうした人工毛髪研究をさらに進化発展させるため、東京工業大学と新人工毛髪の研究・開発に関する学術契約書を締結することとしました。


<毛髪の表面形状>

 ※参考画像添付の関連資料を参照


 アデランスでは、安定的にウィッグ商品を提供するために1983年より人工毛髪の研究を開始しました。1987年、人毛のキューティクルに似た現象として、高分子材料の特性を生かした球晶による疑似キューティクルを表面に形成することに成功しました。1991年には、退色(色あせ)がなくスタイル保持に優れた人工毛髪を「サイバーヘア」の名称で商品化しました。2006年には、鞠谷教授による協力のもと雨や洗髪、空気中の水分で変化する天然毛髪の風合いを表現できる「バイタルヘア」の開発にも成功しました。



【鞠谷雄士教授 プロフィール】
 1977年東京工業大学工学部有機材料工学科卒業。1982年同大大学院博士後期課程修了。同大学工学部有機材料工学科助手、1986年4月〜1987年6月米国オハイオ州立アクロン大学客員研究員、1991年東京工業大学理工学研究科大学院有機・高分子物質専攻助教授を経て、2001年〜東京工業大学大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻教授、工学博士。専門は繊維・高分子材料の成形加工(溶融紡糸、繊維およびフィルム延伸、複合材料など)と構造・物性。2014年より一般社団法人 繊維学会会長に就任。


アデランスの人工毛髪への取り組み】
 多くのオーダーメイド・ウィッグには人毛が使われています。当社では、将来おこりうる人毛枯渇を想定し、安定的にウィッグ商品を提供するために、1983年より人工毛髪の研究をスタートしました。1987年に人毛のキューティクルに似た現象として、高分子材料の特性を生かした球晶による疑似キューティクルを表面に形成させ、色あせがなく、スタイル保持に優れた人工毛髪の開発に成功。1991年より「サイバーヘア」の名称で商品化し、発売を開始しました。サイバーヘアは海外でも評価が高く、ヨーロッパで世界的権威「モンディアル コワフュール ボーテ2002」でイノベーション大賞を受賞しています。
 さらに、雨や洗髪、空気中の水分などで変化する天然毛髪の風合いを表現できる「バイタルヘア」の開発にも成功し、2006年より商品化しました。
 人工毛髪の材料は、ナイロンやポリエステルですが、塩ビを使用しないことで、焼却しても汚染物質の発生しにくい原材料構成となっており、環境へのやさしさにも配慮しています。


 ※写真は添付の関連資料を参照



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