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JR東海、東海道新幹線の周波数変換装置を取り替えを実施

2014-12-03

東海道新幹線 周波数変換装置の取り替えについて


 東海道新幹線では、富士川以東の交流50Hz地域では、電力会社から受電した交流50Hzの電気を新幹線走行に必要な交流60Hzの電気に変換するために、大井、綱島、西相模沼津の4箇所の周波数変換変電所(Frequency Conversion substation 以下FC)に9台の周波数変換装置を設置しています。
 このたび、綱島FCと西相模FCの各々1台の周波数変換装置を回転形から最新のパワーエレクトロニクス技術を活用した静止形に取り替え、更なる省電力化とメンテナンスの効率化を進めていきます。


1.概要
 ・周波数変換装置とは交流50Hzの電気を60Hzの電気に変換する装置で、回転形と静止形の2つのタイプがあります。
   回転形:モータと発電機を組み合わせた機械的な変換装置
   静止形:パワーエレクトロニクス技術を活用した機械的動作のない変換装置

 ・現在、静止形は大井FC、綱島FC、沼津FCに1台ずつ設置しており、このたび綱島FCと西相模FCの回転形を1台ずつ静止形へ取り替えます。(別紙)

 ・静止形は、回転による損失がないことからエネルギー効率に優れ、電力使用量を約2%削減できる見込みです。
  また定期点検時に機器を解体する必要がなくなるため、定期点検に伴う停止期間を短縮し、安定輸送の向上が図れます。

 ・なお、回転形と静止形の組み合わせで、一時的な大電流をバランスよく分担する必要があるため、回転形4台は今後も使用します。

 *参考画像は添付の関連資料を参照


2.工事スケジュール
 ・綱島FC 1号周波数変換装置 【時期】平成26年度〜31年度
 ・西相模FC 3号周波数変換装置 【時期】平成27年度〜33年度


3.工事費
 ・134億円


 ※詳細は別紙をご覧下さい。
  「東海道新幹線 周波数変換装置の取り替えについて」

 *別紙は添付の関連資料を参照



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パワーエレクトロニクス 富士川 発電機 沼津 相模 綱島

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