日本IBM、革新的な働き方を実現する新メールソリューション「IBM　Verse」を提供

革新的な働き方を実現する新メールソリューション
最も重要な業務や関係を整理して必要な処理から迅速に取り掛かるための
「IBM　Verse」を提供


　日本IBMは、ソーシャル、モバイル、クラウド、アナリティクスを組み合わせた包括的なアプローチによる新しいメールソリューションを通じて、ビジネス・ワーカーの電子メールを中心としたワークスタイルの変革と生産性の向上を推進することを発表します。新メールソリューションである「IBMR　Verse（バース）」は、電子メール、会議、予定表といった基本的なメールとスケジュール機能に加えて、ファイル共有、インスタント・メッセージ、ビデオ通話など、ビジネス・ワーカーが利用するコラボレーション手段を１つの環境に統合する包括的なソリューションです。当ソリューションは、ユーザーが必要とする処理を優先順位付けし、適切な人や情報を迅速に選別して、業務の遂行を支援します。また、IBMが１億ドル以上を投資するデザイン分野の取組みにより実現されたモバイル・デバイスに最適化されたユーザー・インターフェースで提供します。

　企業における電子メールの活用は、過去３０年間でビジネス・ワーカーの生産性において最大の進歩となった反面、現在の組織においてやり取りされる電子メールの量と対応に要する時間は増加しています。また、多様なテクノロジーにより、業務を進めるために連絡を取り合う相手の数は拡大し、多くのユーザーは電子メール、企業内ソーシャル・ネットワーク、電話、携帯端末を通じたコミュニケーションやコラボレーション・ツールの活用が普及し、取り扱う情報量も増加しています。

　モバイルやソーシャル、クラウドが普及を続ける現在、IBMは電子メールの役割を根本から考え直すため、新たな設計方針やアナリティクスといった高度なテクノロジーを適用する「IBM　Verse」を発表します。

　「IBM　Verse」は、IBMが５０社以上のお客様の経理、営業、マーケティング、ソフトウェア・エンジニア担当者やビジネス・パートナーから寄せられた意見をもとに、開発されています。

　当ソリューションは、ユーザーが検索する特定の情報を受信メール、他のあらゆる種類のコラボレーションの履歴、コンテンツから抽出して取得できるファセット検索機能を実装しています。また、IBMのアナリティクス技術を使用して、その日のユーザーの最も重要な業務を示す「概要」ビューを提供します。各ユーザーの傾向や優先事項を経時的に学習することで、特定のプロジェクトや関係者情報などを即座に提供します。

　その他の特長は次の通りになります。


■業務の優先順位付け
　高速検索と、ユーザーの行動や傾向を分析してビジネス・ワーカーの電子メールをパーソナライズし、最も重要な業務を迅速に抽出して、優先順位付けします。将来的には予測に基づいた提案の実現を計画しています。

■各種デバイスでの直感的なコラボレーション
　モバイル環境やWeb環境に対応できるよう最適化されたユーザー・インターフェースにより、ユーザーは、電子メール、予定表、やるべきことのタスクリスト、ソーシャル・ネットワーク、チャット、オンライン会議、関連書類など、従来、さまざまなツールに散在していたデータや情報を集約することで、迅速に対応することが可能になります。そのようなデータや情報を電子メールに加えて、ブログ投稿として共有したり、クラウド上のコミュニティーを通じて最小限の操作、クリックで共有できる機能が実装されています。

■個人のメール処理ではなく、チームでの働き方を支援：
　対応が必要な事項に関係するメンバーとのタスクの受け渡しや、プロジェクト関係者の詳細情報の把握などを通じ、業務に必要な関係者とのコミュニケーションを高めます。ユーザーは、他のユーザーとの関係やのプロフィールを可視化して、自分とチーム間の関わり方を理解し、プロジェクトや業務をより効率的、容易に進めることが可能となります。

　IBM　Verseによって、ビジネス・ワーカーは自分が対応する必要があるタスクを把握し、迅速に対応できるようになることに加えて、組織内外のあらゆる関係者と２回のクリック以内でタスクの割り当てやチームの知見をブログ投稿などで共有できるようになります。

　当ソリューションは、２０１５年第１四半期に出荷を開始する予定です。より詳細なサービス内容などは、２０１５年１月２５日に米国オーランドにて行う　IBM　ConnectED　２０１５にて発表します。


＜関連情報＞
　IBM　Verse
　＞http://www.ibm.com/social-business/us/en/newway/


　IBM、IBM　ロゴ、ibm．comは、世界の多くの国で登録されたInternational　Business　Machines　Corp．の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml（US）をご覧ください。