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MSD、新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ錠15mg/20mg」を発売
新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ(R)」を
世界で初めて発売
MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トニー・アルバレズ、以下 MSD)は本日、新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ(R)錠15mg/20mg(一般名:スボレキサント、以下「ベルソムラ(R)」)」を世界に先駆けて新発売しました。
「ベルソムラ(R)」はMerck&Co.,Inc.,Whitehouse Station,N.J.,U.S.A.が開発した、世界初のオレキシン受容体拮抗薬です。覚醒を維持する神経伝達物質であるオレキシンの受容体への結合をブロックすることで、過剰な覚醒状態を抑制し、脳を覚醒状態から睡眠状態へと移行させるという生理的なプロセスで眠りをもたらします。日本も参画した国際共同試験である第3相臨床試験では、本剤投与による優れた入眠効果と良好な睡眠維持効果が確認されました。
日本の成人3人のうち1人が、「寝つきが悪い」「睡眠中に何度も目が覚める」「朝早くに目が覚める」など何らかの不眠症状に悩んでいる(※1)と言われ、MSDが国内の一般成人を対象に最近実施した「不眠に関する意識と実態調査」でも、回答者の約4割に不眠症の疑いがあるという結果がでています。
不眠症は日中の生活の質を低下させ、うつ病の危険因子であることが明らかにされています。また不眠症の患者さんは、そうでない人と比べると糖尿病や高血圧の有病率が高いことが報告されており、これらの発症を助長する危険因子としても注目されています(※2)。
MSDは「ベルソムラ(R)」が、日本における不眠症治療の新たな選択肢の一つとなり、患者さんおよび医療従事者の皆さんに貢献できるよう努力して参ります。
※1:Furihata R et al.Sleep medicine 2012 13(7)831−837
※2:T aylor DJ,et al,Sleep,2007;30(2):213−218
以上
<MSDについて>
MSDは、すこやかな世界の実現を目指して努力を続けるグローバルヘルスケアリーダーです。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、http://www.msd.co.jpをご参照ください。
<参考資料>
■オレキシン受容体拮抗薬「ベルソムラ(R)」
・製品名
ベルソムラ(R)錠15mg
ベルソムラ(R)錠20mg
・一般名
スボレキサント
・効能・効果
不眠症
・用法・用量
通常、成人にはスボレキサントとして1日1回20mgを、高齢者には1日1回15mgを就寝直前に経口投与する
・承認申請日
2012年12月4日
・承認取得日
2014年9月26日
・薬価基準収載日
2014年11月25日
・発売日
2014年11月26日
・薬価
15mg 89.10円/20mg 107.90円
<不眠症疾患啓発サイト「快眠ジャパン」>
MSDは、不眠症に関する情報を分かりやすく提供する疾患啓発サイト
「快眠ジャパン(http://www.kaimin-japan.jp)」をご用意しています。主なコンテンツは以下の通りです。
・睡眠チェック!
睡眠チェックシートを入力し、眠りの状態をチェックできます
・不眠症○×クイズ
快眠のためのセルフケアについてクイズ形式で楽しく学べます
・病医院検索(近日公開予定)
患者さんにお近くの病医院を探していただくことが可能です
*製品画像は添付の関連資料を参照