Article Detail
日本オラクル、ドコモのLTE基盤に「Oracle Communications Diameter Signaling Router」を導入
NTTドコモ、新しいLTE基盤に「Oracle Communications Diameter Signaling Router」を導入
新サービスにより、加入者は海外旅行中も高度なモバイル機能を使用可能に
<発表の概要>
NTTドコモは、新しいLTEローミング・サービス開始を加速させるために、Diameter信号のルーティングを掌るソフトウェア「Oracle Communications Diameter Signaling Router」を導入しました。単一で拡張性の高いシステムにより、NTTドコモはLTEローミングの加入者急増に対応できます。
*Diameter:ネットワークサービス上で、認証・認可・課金(AAA: Authentication, Authorization, Accounting)を行ったり、通信を制御することが可能なプロトコル
<発表内容>
・オラクルは本日、6,400万人以上の加入者を擁する日本の最大手移動体通信事業者であるNTTドコモが、モバイル利用者のローミング対応のために「Oracle Communications Diameter Signaling Router」を導入したことを発表しました。
・「Oracle Communications Diameter Signaling Router」の導入により、NTTドコモはLTE基盤を活用した高度な新モバイル・サービス開始を加速することを可能にします。
同社がLTE帯でのローミングをサポートするようになったことで、加入者は海外旅行中も国内と同じ高度な機能を利用できるようになります。「Oracle Communications Diameter Signaling Router」を導入したNTTドコモは、ソフトウェアの導入を決定してからシステム稼働開始までのプロジェクト全体をわずか6カ月間で完了しました。
・「Oracle Communications Diameter Signaling Router」は、仮想化対応しており、高い信頼性と先進的な機能を提供しています。また小規模な設備でLTEローミングのサポートに適しています。「Oracle Communications Diameter Signaling Router」の導入によって、NTTドコモは以下を実現しました。
○日本国外でのLTEローミング・サービスの提供
○サービスとトラフィックの需要の増加に合わせてLTEネットワークを段階的に拡張できるように、ルーティング、トラフィックの管理、ロードバランシングの処理を一元化
・「Oracle Communications Diameter Signaling Router」の実装では、Oracle Partner Networkのプラチナ・レベル・メンバーである新日鉄住金ソリューションズ株式会社がNTTドコモを支援し、日本での予定通りの稼働開始を実現しました。
<本発表に向けた顧客企業のコメント>
・NTTドコモ執行役員のR&D戦略部長である中村寛氏は、次のように述べています。
「日本でのLTEの急成長とローミング市場への需要により、お客様がどこにいても高品質のモバイル体験を安定的に提供できるLTEローミングのサポートが求められています。
2013年12月以来、『Oracle Communications Diameter Signaling Router』は、LTEローミング・サービスのサポートに必要な高可用性と高度な機能を当社に提供しています。」
<本発表に向けたコメント>
・Oracle Communications担当シニア・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャーであるバスカー・ゴーティ(Bhaskar Gorti)は、次のように述べています。「LTEサービスおよびテクノロジーに対する加入者の需要は国際的に拡大しており、CSPはネットワークと加入者体験を管理し、データを多用するデバイスとアプリケーションをサポートする必要があります。LTEの需要増加への対応とLTEサービスのメリットの国外への拡張でNTTドコモを支援できたことを嬉しく思っています。」
<参考資料>
・Oracle Communications*
・Oracle Communications Diameter Signaling Router*
・Oracle CommunicationsのYouTubeアカウント*
・Oracle CommunicationsのDiigoアカウント*
・Oracle CommunicationsのFacebookアカウント*
・Oracle CommunicationsのTwitterアカウント*
・Oracle CommunicationsのLinkedInアカウント*
*英語のみ
オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.comをご覧ください。
* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。