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インテック、スカパーJSATのクラウド・ストレージサービスを譲受し「EINS WAVE」として提供

2014-11-26

スカパーJSATのクラウド・ストレージサービス「S*Plex3(◇)」を譲受し、
広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」のサービスとして提供開始

 ◇「S*Plex3」の正式表記は添付の関連資料を参照

 ITホールディングスグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:滝澤光樹、以下インテック)は、スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:高田真治、以下スカパーJSAT)のクラウド・ストレージサービス「S*Plex3クラウド・ストレージサービス」(以下 S*Plex3)事業を譲受し、インテックの広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」のサービスとして提供開始することを発表します。

 S*Plex3は、スカパーJSATが衛星通信・放送の基礎技術より着想した独自技術をもとに、高セキュリティ「Security」、高耐災害性「Survivability」、拡張性「Scalability」という“3つのS”を実現した高セキュアなクラウド・ストレージサービスです。
 個人情報や滅失が許されない重要情報など、組織内で管理すべきデータは膨大化しており、かつ高度なセキュリティ管理を求められています。インテックは、国内最高レベルのセキュリティと耐災害性を併せ持つS*Plex3事業をスカパーJSATより譲り受け、広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」に組み込むことで、より高度なセキュリティ技術を最大限に生かしたディザスタリカバリーやクラウド・ストレージサービスの提供が可能になります。

 さらに、インテックは今回のS*Plex3のサービス提供開始に際し、高度なセキュリティと耐災害性をより手軽にご利用いただくために、NAS(*)を利用した接続サービスも提供いたします。当社にて認定したNASをご導入いただくことで、お客さまの既存環境にほとんど手を加えることなくスムーズにS*Plex3をご利用いただくことができます。NAS上のフォルダにデータを保存するだけという簡単な操作ですので、ネットワークの専門家がいない小規模企業や病院、個人事務所等の災害対策・バックアップニーズにもお応えします。

 医療情報や知財情報など、機微な情報を取り扱う医療機関や中央省庁を含む行政機関をターゲットに、4年後に5億円の売上を目指します。

 (*)NAS(Network Attached Storage):
  ネットワークに直接接続し、コンピュータなどからネットワークを通じてアクセスできる外部記憶装置(ストレージ)


■S*Plex3について

 S*Plex3は、衛星放送・通信サービスで使われている基礎技術「消失訂正符号」を応用し、開発されたクラウド・ストレージサービスです。「消失訂正符号」技術によりお客さまのデータを暗号化、冗長化し、複数拠点のデータセンターに分散して保管できます。これにより、高セキュリティ「Security」、高耐災害性「Survivability」、拡張性「Scalability」の“3つのS”を実現しています。なお本技術は、日本・中国・韓国・シンガポールで特許を登録済みです。

○「Security」(高セキュリティ
 S*Plex3は保存するデータの暗号化に加え、紙の書類をシュレッダーにかけるようにデータを細かな断片に分割し、意味のない文字列の状態にします。これにより、万一、ハードディスク内を覗き見られたとしてもデータの元の形すら類推することができません。また断片化に加え二重の暗号化を施すことで、データを預かるサービス事業者でさえも、どのようなデータが収められているかを知ることができない状態で大事なデータを安全にお預かりします。

○「Survivability」(高耐災害性)
 粉々に分割されたデータ断片は専用網を通じ全国7ヶ所の高機能データセンターへ均一に分散して保存します。データは分割する前に「消失訂正符号」を付与します。この符号により、7ヶ所に分散したデータのうち2ヶ所分に相当するデータが完全に失われたとしても、残りのデータの符合を計算することで元のデータを100%の確率で復元し読み出すことが可能です。万一、東日本大震災のような大規模災害が発生してデータセンターの一部が利用できなくなった場合でも、地理的に分散された別のデータセンターから集めた断片によりデータを復元し、読み出しデータの利用を継続できます。

○「Scalability」(拡張性)
 無停止でハードウェアを追加・交換できることはもちろん、各ノードが自律的に状態を管理し、ディスク障害時には保存されているデータを別のディスクに自動退避させたり、各ディスク間のデータ保持量を自律的に均等化するなど、「自律協調機構」を有します。将来的に非常に大きなスケールに拡張した際も、少ない負荷で大事なデータを安全に管理していくことが可能です。

 詳しくは、ホームページをご参照ください。(下記参照)


■S*Plex3の適性分野および利用事例

○高度なセキュリティ管理を求められる個人情報などの安全な保管
 秘密分散技術により個人情報などの元情報を無意味なデータ列に変換することで、万一情報漏えい事故が発生しても元情報の流出に至らない仕組みを有しています。
 この特長を生かし、機密性の高いデータである医用画像のアーカイブや基幹システムデータベースのバックアップ等に利用されています。

○長期に渡り滅失することが許されない重要情報の保管
 全国7か所への広域分散保管の仕組みにより、大規模災害に対する可用性の確保と保管情報の長期保全が可能です。
 この特長を生かし、さまざまな設計図面や実験データなどの保管および公的な情報発信におけるアーカイブ等に利用されています。

<EINS WAVEとは>
 首都圏、北陸、関西の3地域の電力会社との協業で実現した高機能データセンターを仮想LANで接続することで、ひとつのデータセンターとして機能させた国内初の高可用な広域仮想クラウドサービスです。各拠点で仮想サーバやバックアップなどのIT基盤サービスとなる「IaaS」と、電子証明書発行やID認証などクラウドを安全に利用するためのサービス「PaaS」、EDIをはじめ各種アプリケーションを実装した「SaaS」を提供し、さらに二重化した独自開発の運用イノベーションで一元的に管理します。


「インテックについて」
 お客さまの経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。特に、データセンター事業は、東京、横浜、大阪、富山などのデータセンターを高速回線で接続した高信頼性サービスを提供しています。2014年1月11日に創立満50年を迎えたインテックは、安全・安心で、便利で、Smartで、心地よい社会をICT技術で実現する“社会システム企業”を目指して、グローバルな視野で、次なる50年へと新たな挑戦を続けてまいります。


ITホールディングスグループについて」
 ITホールディングスグループは、約2万人、50社から成るIT企業グループです。グループ各社が様々なエキスパートであり、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのクライアントのビジネスとその先にあるお客様の日々を支えています。クライアントの課題を解決するだけでなく、クライアントのさらにその先にあるお客様のニーズを先取りして一歩進んだ提案をしていきます。


※本文に記載されている会社名、商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。


 >S*Plex3 ホームページ http://www.intec.co.jp/service/detail/splex3/
 >EINS WAVE ホームページ http://www.intec.co.jp/service/detail/eins_wave/
 インテック ホームページ http://www.intec.co.jp/index.html
 >ITホールディングス ホームページ http://www.itholdings.co.jp/



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