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日本産業機械工業会、平成26年度上半期の産業機械受注状況を発表

2014-11-18

平成26年度上半期 産業機械受注状況
(平成26年4月〜9月)


 平成26年度上半期の産業機械受注総額は、前年同期比138.9%の3兆310億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。

 内需は、前年同期比113.0%の1兆5,292億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。
 外需は、前年同期比181.1%の1兆5,017億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。


1.需要部門別受注状況

 (1)内需
  [1]製造業
   化学、石油・石炭、鉄鋼、非鉄金属、自動車が増加したものの、食品、紙・パルプ、金属製品、業務用機械、その他輸送機械、その他製造業の減少により、前年同期比99.7%の4,774億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては3期ぶりに前年同期を下回った。
  [2]非製造業
   電力、運輸、その他非製造業の増加により、前年同期比116.8%の5,455億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。
  [3]民需
   [1]と[2]を加算した民需の合計は、前年同期比108.1%の1兆229億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。
  [4]官公需
   国家公務、地方公務が増加し、前年同期比137.7%の3,623億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。
  [5]代理店
   前年同期比99.8%の1,439億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を下回った。

 なお、内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(115.9%)、鉱山機械(126.3%)、化学機械(含冷凍)(101.1%)、タンク(131.1%)、プラスチック加工機械(105.2%)、圧縮機(116.3%)、変速機(102.3%)、金属加工機械(112.3%)、その他機械(144.9%)の9機種であり、減少した機種は、ポンプ(94.8%)、送風機(98.5%)、運搬機械(99.6%)の3機種である(括弧の数字は前年同期比)。

 (2)外需
  ロシア・東欧で増加し、前年同期比181.1%の1兆5,017億円となった。

  なお、外需で増加した機種は、化学機械(冷凍含)(431.3%)、送風機(117.1%)、運搬機械(114.7%)、その他機械(139.6%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(80.3%)、鉱山機械(87.1%)、タンク(67.6%)、プラスチック加工機械(96.7%)、ポンプ(96.9%)、圧縮機(79.4%)、変速機(94.6%)、金属加工機械(42.0%)の8機種である(括弧の数字は前年同期比)。


2.機種別受注状況

 (1)ボイラ・原動機
  化学、非鉄金属、電力、運輸、その他非製造業、官公需の増加により、前年同期比101.6%の7,028億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。
 (2)鉱山機械
  窯業土石、建設の増加により、同116.2%の104億円となり、年度上半期としては4年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。
 (3)化学機械(冷凍機械を含む)
  外需の増加により、同231.2%の1兆3,293億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。
 (4)タンク
  電力、その他非製造業の増加により、同122.1%の112億円となり、年度上半期としては3年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を上回った。
 (5)プラスチック加工機械
  化学、外需の減少により、同99.9%の909億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては3期ぶりに前年同期を下回った。
 (6)ポンプ
  石油・石炭、官公需、外需、代理店の減少により、同95.3%の1,528億円となり、年度上半期としては5年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。
 (7)圧縮機
  外需の減少により、同95.5%の1,267億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては3期ぶりに前年同期を下回った。
 (8)送風機
  自動車、その他非製造業、官公需、外需の増加により、同102.2%の115億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を上回った。
 (9)運搬機械
  化学、自動車、造船、電力、その他非製造業、外需の増加により、同104.4%の1,507億円となり、年度上半期としては3年ぶり、年度半期としては3期ぶりに前年同期を上回った。
 (10)変速機
  化学、金属製品、情報通信機械、自動車、その他輸送機械、官公需の増加により、同101.0%の231億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。
 (11)金属加工機械
  外需の減少により、同67.0%の525億円となり、年度上半期としては3年連続、年度半期としては6期連続で前年同期を下回った。
 (12)その他機械
  官公需、外需の増加により、同144.0%の3,685億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては3期連続で前年同期を上回った。


 ※以下の資料は添付の関連資料「平成26年度上半期 産業機械受注状況」を参照
  ・(表1)最近の産業機械の需要部門別受注状況
  ・(グラフ1)需要部門毎の推移(年度半期・受注金額)
  ・(表2)最近の産業機械の機種別受注状況
  ・(グラフ2−1・2−2)機種毎の推移(年度半期・受注金額)
  ・(表3)平成26年4月〜9月 主な需要部門別受注状況
  ・(表4)平成26年4月〜9月 需要部門別機種別受注額累計



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非鉄金属 輸送機械 民需 部門

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