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テクトロニクス、MIPI M−PHY v3.1仕様に対応のテスト・ソリューションを発表

2014-11-17

テクトロニクス、MIPI M−PHY v3.1仕様に対応した業界初のテスト・ソリューションを発表
MSO/DPO70000DXシリーズ・オシロスコープとP7600シリーズTriMode(TM)プローブによる、業界トップクラスの低ノイズM−PHY測定ソリューション


 テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、MIPIアライアンスが最近発表したMIPI M−PHY v3.1仕様に対応した、業界初、物理レイヤの送信端における特性評価/デバッグ・ソリューションを発表します。このソリューションはMIPI M−PHY High Speed Gear 1/2/3、PWMモード(G0〜G7)、SYSモードをサポートしており、テクトロニクスのMSO/DPO70000DXシリーズ(http://jp.tek.com/oscilloscope/dpo70000-mso70000)・オシロスコープとP7600シリーズ・プローブ(http://jp.tek.com/datasheet/p7600-series-trimode-probes)を使用することで、MIPI M−PHY(http://jp.tek.com/datasheet/m-phytx-m-phyrx-automated-m-phy-essentials-0)測定における業界トップクラスの低ノイズ・ソリューションを提供します。

 MIPI M−PHYシリアル・インタフェース技術は次世代のモバイル・デバイスに広く採用されており、広帯域、少ないピン数、優れた電源効率を実現しています。最新のv3.1仕様ではより強固な低電力PHYを実現しており、オシロスコープによる測定とプロービングでは、DUT(Device Under Test、被測定デバイス)へのコモンモード負荷の低減、さらには広帯域、低ノイズ、高感度といった信号忠実度に対する厳しい要件が求められています。テクトロニクスは、次世代のMIPI M−PHYトランスミッタをテストするエンジニアのニーズに対応したソリューションを提供します。

 テクトロニクス、パフォーマンス・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのブライアン・ライク(Brian Reich)は、次のように述べています。「モバイル・デバイス高性能化にともない、多くの設計にはMIPI M−PHY Gear 3が使用されるようになり、MIPI M−PHY規格における最速のデータ・レートで動作しています。このため、信号の低振幅化と高速化の複合による、新たな信号取込み課題が発生しています。業界をリードするテクトロニクスのプロービング・ソリューションは、MIPI M−PHY v3.1の要件に完全に対応します」

 ハイスピード・モードで動作するMIPI M−PHYトランスミッタのテストには、MIPI M−PHY規格で規定されている信号よりも3倍高速の立上り時間、200mVFSの感度、低ノイズ(1mVrmsまたは2mVrms未満)、大きなリターン・ロスを持ったオシロスコープ/プローブのシステムが必要になります。テクトロニクスのMSO/DPO70000DXシリーズ・オシロスコープとP7600シリーズTriModeプローブはこの要求に応える唯一の測定システムであるばかりでなく、低ノイズ、高い感度による、HS測定のための使いやすく確実なバス・ターミネーションが可能になります。性能が最も近い他の計測ソリューションでは、感度は10倍低く(360mVFSテクトロニクスは35mVFS)、信号に対するノイズは4倍以上多く(4mVrmsテクトロニクスは1mVrms未満)なっています。

<ハイスピードに対応>

 MIPIアライアンスはすでに、データ・レートを向上させた次世代のM−PHY HS Gear 4を開発しています。これに対応するためには、新しい測定技術とイコライゼーション手法が必要になります。デバイスのビットエラー・レート(BER)の特性評価には、ジッタとノイズ双方の影響分析が必要になります。レシーバ側では、信号の減衰によりアイは完全に閉じてしまうため、イコライゼーションが必要になります。テクトロニクスの解析ソリューションであるDPOJETとSDLA(シリアル・データ・リンク解析)は、表示されるすべてのトレースとHS Gear 4のレシーバ・イコライゼーションを使用したジッタとノイズ双方の解析により、これらのニーズに対応します。

 テクトロニクスのM−PHYTXテスト・ソリューション、ビジュアル・トリガ機能、DPOJETジッタ/タイミング解析ソフトウェアを使用すると、デバイスの特性評価における問題点の検出とデバッグが簡単、確実に実行できます。MIPI M−PHYのレシーバ・テストでは、テクトロニクスはBERTと低コストの任意波形ジェネレータ(AWG)によるソリューションをご用意しています。他社ではBERTベースのオプションだけです。

 また、ソリューション・パートナーであるProdigy社とテクトロニクスは、SSIC、モデム、コンパニオン・チップ、無線LANなどのアプリケーション・プロセッサとインタフェース間のバス・インタフェースのためのプロトコル・デコード・ソリューションを提供しています。さらに、テクトロニクスはMIPI M−PHY、MIPI DigiRFSMv4、MIPI UniProSM、MIPI LLIプロトコルのフル・プロトコル・デコード/解析ソリューションも提供しています。

<テクトロニクスについて>

 テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブ・サイトhttp://jp.ektronix.com/)をご覧ください。

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