Article Detail
スター精密、「Microsoft Azure」ベースの電子レシートサービスを試行展開
マイクロソフトのクラウド基盤を採用した電子レシートサービスを開始予定
〜中小規模店舗向けに、低コストで実現するシンプルなサービス〜
スター精密株式会社(取締役社長:佐藤 肇、本社:静岡県静岡市駿河区)は、このたび日本マイクロソフト株式会社(代表執行役社長:樋口 泰行、本社:東京都港区)が提供するクラウドサービスMicrosoft Azure(TM)(※1)をベースとした電子レシートサービスの試行展開を、2015年より段階的に開始することといたしましたのでお知らせいたします。
当社は2010年のモバイルプリンター販売開始を皮切りに、モバイルPOS市場への進出をいち早く進め、現在では国内および北米の同市場において業界No.1(※2)のシェアを誇っています。更に、同市場はもちろん従来のPOS市場においても急速に進む業務アプリケーション(以下アプリ)の”Webベース化”に対応すべく、本年2月、従来では実現が困難だったWebアプリからの直接印刷を可能とする“Star WebPRNT”を開発し、「低コスト」かつ「簡単に導入可能」ということから市場より好評を得ています。
一方で、“Star WebPRNT”の開発時から、当社ビジネスの新たなキーワードとして『クラウド&IoT(※3)&ビッグデータ』を掲げ、エンタープライズ用途として最適、かつ信頼性の高いMicrosoft Azure(TM)の活用を試みてきました。今回の電子レシートサービスは、プリンターで扱われるデータをMicrosoft Azure(TM)に送信・蓄積することで実現するサービスであり、「いつでも、誰でも、どの端末でも、簡単に」をコンセプトとしています。主に中小規模店舗で利用されている当社プリンターハードウェアを活用した本サービスにより、ハード&ソフトビジネスの両立を目指していきます。また、POS業界でも大きな影響力を持つマイクロソフト社の協力体制を背景に新サービスの開発推進を図りながら、「プリンターを媒体とし、ユーザーと店舗を繋ぐ」ことで、店舗側と来店客側への新たな付加価値を同時に創造していきます。
本サービスのテスト運用を来年(時期未定)より米国で開始予定です。将来的には国内や欧州を中心に全世界に展開していきたいと考えています。
(※1)マイクロソフトの登録商標です
(※2)当社調べによる
(※3)Internet of Thingsの略で、世の中に存在する様々な「もの」がインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより自動認識や自動制御、遠隔計測などを行う仕組み
■日本マイクロソフト株式会社からのコメント
日本マイクロソフトは、スター精密による Microsoft Azure(TM)を活用した電子レシートサービスの展開を心より歓迎いたします。オムニチャネルに対応したマーケティングがローコストかつ迅速に展開され、さらなる消費者体験向上と流通業ビジネス活性化が促進されることを期待しています。またIoT時代のデータサービスビジネスへのスター精密の新たな挑戦に、グローバル規模の先進クラウド基盤であるMicrosoft Azure(TM)は大きく貢献するものと確信しております。
日本マイクロソフト株式会社
執行役 デベロッパー エクスペリエンス&エバンジェリズム統括本部長
伊藤かつら