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三菱化学と三菱樹脂、垂直なビル壁面でも発電できる建材一体型太陽電池を発売
建材一体型太陽電池「アルポリック(R)/ジオア(R)」(ALPOLIC(R)/gioa(R))の発売について
“垂直な” ビル壁面での太陽光発電が可能に
三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:小林 喜光)および三菱樹脂株式会社(本社:東京都中央区、社長:吉田 宏)は、アルミ樹脂複合板「アルポリック(R)」に薄膜太陽電池を組み合わせた建材一体型太陽電池「アルポリック(R)/ジオア(R)」(ALPOLIC(R)/gioa(R))を発売します。
(※ 「アルポリック(R)」「ALPOLIC(R)」は三菱樹脂株式会社の登録商標です。「ジオア(R)」「gioa(R)」は三菱化学株式会社の登録商標です)
三菱樹脂のアルミ樹脂複合板「アルポリック(R)」は、樹脂芯材の両面にアルミニウム板を貼り合わせて一体化した3層構造の複合板で、軽量で剛性・曲面加工性・表面平滑性・意匠性に優れた建材として、世界約130カ国で年間1,000万m2にわたる納入実績があります。
このたび発売する「アルポリック(R)/ジオア(R)」は、アルポリック(R)にアモルファスシリコン型薄膜太陽電池を樹脂ラミネート加工した建材一体型太陽電池で、アルポリック(R)の特長を活かして、ビルの壁面など各種建物の外装材として幅広く使用することができます。
これまで、太陽電池を設置することができるのは主に建物の屋上・屋根など水平面に限られていましたが、建材一体型太陽電池「アルポリック(R)/ジオア(R)」を使用すれば、垂直面である壁面も太陽光発電に有効活用可能です。
「アルポリック(R)/ジオア(R)」の販売に当たっては、太陽電池需要に強い三菱化学と、建材需要に強い三菱樹脂の商流を並存させ、両社協奏による三菱ケミカルホールディングスグループとしてのシナジーを発揮する予定です。
「アルポリック(R)/ジオア(R)」の主なスペックその他は以下のとおりです。
●発売時期
営業開始 2011年4月より
納入開始 2011年10月より (受注生産)
●重さ
6.8kg/m2 (一般的な結晶シリコン型太陽電池パネルの約半分)
●大きさ
最大1,250mm×3,800mm (受注生産のため各種ご要望に対応可能)
●発電量
公称最大出力 800mm×1,600mmサイズの例で50W
期待される発電量 10kWの設置容量で年間約6,000kWh(垂直面設置での試算)
●販売数量および売上目標
約3億円 (2011年度)
以上
※ 関連資料参照
【「アルポリック(R)」施工例】「学研ビル」
【「アルポリック(R)/ジオア(R)」製品写真】
【「アルポリック(R)/ジオア(R)」施工例】