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ヤンマーグループ、クラス最小の設置面積を実現した歯車研削盤を販売開始
クラス最小スペースを実現した歯車研削盤「GB150」の発売について
ヤンマーグループ企業である、株式会社神崎高級工機製作所(本社:兵庫県尼崎市 社長:山岡靖幸)は、クラス最小の設置面積を実現した歯車研削盤「GB150」を開発し、このたび販売を開始しました。
今回販売を開始した「GB150」は2009年に開発を着手し、翌年JIMTOF(※)に参考出展しました。その後、参考出展機をベースに改良を続け、加工精度・工程能力を更に向上した製品の開発に成功しました。
また、「GB150」はギヤ径をφ150以下に絞り、必要機能を集約しクラス最小の設置面積を実現しました。
更に、2軸スピンドル機能の搭載により、非加工時間の大幅な短縮が可能となり、自動車用トランスミッション用ギヤの加工のみならず産業機械用の仕上加工の量産に最適なモデルです。
神崎高級工機製作所は、自動車用ミッションのギヤをはじめ、様々な分野のギヤ製造をされるお客様にベストマッチする機械を提供してまいりましたが、今後もお客様視点の考え方で、総合歯車加工用工作機械メーカーとしてソリューションを提供し、お客様の生産性向上、コストダウンに貢献してまいります。
※JIMTOF:日本国際工作機械見本市
■「GB150」の特長
1.高精度加工
リニアスケールの採用により、軸制御の追従性が高まる事によって高精度歯車の安定した生産が実現しました。
2.クラス最小の設置スペース
設置面積は4.6m2を実現し、他社同等性能機と比較して最大40%低減というコンパクト化を実現しました。
コンパクトになる事により自動化ラインのライン長を大幅に短縮する事が可能になります。
3.2軸スピンドル搭載のハイスピード機
従来機では1軸スピンドル仕様の為、非加工時間の短縮が課題でした。
新開発機では、加工中に歯車の位相合わせを行い高速ローダーで加工治具ごと交換を行う事により従来比約36%の非加工時間短縮を実現しました。
■主な仕様
最大工作物外径(mm):150
最大工作物歯幅(mm):50
最大工作物長さ(mm):100
工作物モジュール:0.6〜2.0
砥石最大回転数(min−1):8000
工作物最大回転数(min−1):2000
最大砥石外径(mm):275
本機面積 間口(*)奥行(*)高さ(mm):1620(*)2830(*)2510
機械重量(kgf):7000
*製品画像は添付の関連資料を参照